「半夏生の美しい六月十八日」半夏生水辺いろどるコイの路産まれる前はこの路を通ったのだろうかと思い込みたいほど美しい水路の上を小舟で運ばれながら白いアーチで祝福をうけたのだろうか?私の魂はこの世とあの世のさかいを水路を泳ぐコイのように通りぬけたのかもしれない 受粉の時期に葉が白く染まりますあの世へと旅立った姪っ子はまだ白いまま逝ってしまったから半夏生が美しい六月十八日きっとこの白い路をとおっていったのかもしれない