「抜け殻すら美しく」ふと足元にアオスジアゲハ青が美しいけど死んでいたすぐ近くにも七光りする虫蟻がたかっていてとうに死んでいた死にゆき搾取されるこの美しい昆虫たちは元々は醜い幼虫で変態をくり返し今の姿へ変わる最後の変体では身をドロドロに溶かして溶かして溶かして美しく変わる完全変態を遂げて手の届かない存在となれどいのち尽きれば簡単に触れられるそれでいいんだろう死んでも必要とされるものに必要とされるがままに