若者の中は
時の流れが違って感じる
猛ダッシュで
駆け抜けているみたいだ

その中にぽつり
時を歪めるように
年寄りがいる
それがわたし

不思議なことに
共に居れるのは
さほど気にならないのか
愛があるのか

かつて通り抜けたあの頃に
戻りたいとは思わない
時間に自分を詰め込むことは
もう十分やったから

それよりも
人と触れ合いたい
その方が何倍も
面白く感じるから

そのためには
相手とリズムを合わせて
時を刻む
それは少しゆっくりしてる

やれることは少なくなるけど
それでいい
それがいい
人であることを感じれるから

 木蓮の実