母なる大地のふところに

われら人の子の喜びはある

大地を愛せよ

大地に生きる人の子ら

その立つ土に感謝せよ


平和な大地を

静かな大地を

大地をほめよ たたえよ土を

恩寵ゆたかな大地

われら人の子の

大地をほめよ

たたえよ 土を

母なる大地を

たたえよ ほめよ

たたえよ 土を

母なる大地を ああ

たたえよ大地を ああ


         大地讃頌 カンタータ「土の歌」から




寒の戻りひとつ終えて
陽のひかりが降りそそぎ
大地にいのちが芽吹きはじめた
キミはスノーフレーク

 スノーフレーク

厚き毛皮を脱いでほら
のぞく素肌は紫と
白をみせてね
キミモクレン

 木蓮

柳の新芽は今はまだ
けれど雪のなごりを思わせて
垂れてみせるは
キミユキヤナギ

 雪柳

路端にて
春草茂り虫飛んで
小さき花は
キミ一夜草

 菫 一夜草とも

太陽の恵みに感謝
そこら中
笑顔こぼれる
キミハナニラ

 花韮

黄色のちょうちんぶら下げて
集うは虫か人の子か
あかりに感謝
キミヒュウガミズキ

 日向水木

玄関先にあちこちと
金のなる木がありました
星降る夜にカンパイ
キミ花月

 金のなる木 花月とも