青空に飛びこむように
身を投げたい
本当は飛べるんじゃないか
それを確かめたくて

小学校の廊下の児童文庫にあった
メアリー・ポピンズ
見かけるたびに
思った

この2階の窓からだったら
傘をさせば大丈夫じゃないかな
通りすがるたびに
そう思った

二十歳をすぎて毎日聴いたL'Arc~en~Ciel
DIVE TO BLUEみたいに
何度も何度も
青空に飛びたかった

そんなことしたら死ぬよね
だけど憧れた
そんな思いを何度も何度も
くり返して

さらに十五年の月日がたって
死ぬような思いを越えたら
もう怖くなくなった
はじめから青空はわたしの中に

飛んでいる
自由へと招待されて
誰の目にも見えないけれど
感じることしかできないけれど