ウチに仔猫が来る前に、急ぎで作ったキャットケージです。
まだ目が離せない仔猫なので留守番中はここに居てもらうことにします。
狭い空間に閉じ込めてしまうのはかわいそうな気もしますが、
好奇心旺盛な仔猫は人が思いもしない事をしてケガをしたり、
誤って異物を食べてしまったりと、
家の中でも危険な事があるので、仔猫を守るためにもケージは必要だと考えています。
初めは市販品を購入する予定で色々探してみましたが、
どれも金属やプラスチック製でいかにも"檻"といった冷たい感じのものばかり。
おしゃれな木製などと表示していても、木は飾り程度にしか使われていないものも多い。
そんな中で、まともに木製と呼べるものはやはり値段が高い。
家具を作っている者としては木製品が高額になるのはよく解る。
けれど、それだけの金額を出すのなら自分で作った方が好みに合った使いやすいものができるので、
今回は自作することにしました。
材料費だけでそれなりの既製品が買えてしまうため、決して安上がりではないのですが、
猫にとって居心地良く温かみがあり、
人にとっては好みの雰囲気でインテリアにも馴染むものができたので、
自作する価値は充分ありました。
時間が無い中での制作だったので、
シンプルなデザインにして後からカスタムして機能を追加できるような設計にしました。
檻ではなく自分の部屋として快適に過ごしてもらえるようなケージを目指して、
今後オプションパーツを制作していくつもりです。
木製のメリットは何と言ってもインテリアの邪魔にならない雰囲気の良さです。
ペット用品はどうしても部屋の中で"浮いて"しまいがちですが、
他の家具と素材や色合いなどを合わせれば、
統一感のある空間を作ることもできるのです。
また、スチール製のケージのような"ガチャガチャ"という不快な金属音を軽減できます。
このケージにもスチールメッシュを使用していますが、金属同士がぶつかることが無いので、
猫が飛び跳ねても音は気になりません。
ただ、猫がスチールメッシュを引っ掻いたりすると音がします。
掃除など手入れのしやすさはスチールやプラスチック製の方が有利です。
木製品は素材の性質上、部材を継ぎ足して作ることになります。
その際にできる継ぎ目や隙間にホコリ等が溜まりやすくなってしまいます。
水などに対しては撥水性のある塗装をしていますので、
一般的に考えられているよりは丈夫だと思います。
木製のテーブルと同じような塗装ですので水をこぼしても、
濡れたまま放置したりしなければ大丈夫です。
ただし、金属が錆びるのと同じで、
塗装が剥がれたりすると水分が染み込んで汚れが残る場合などはあります。
引っ掻きキズに対しては他の素材に比べて弱いかもしれません。
塗装で保護しているので少し引っ掻いたくらいで傷が付くというものではなく、
木目が傷を目立ちにくくしてくれますが、
永く使っていると傷が気になってくると思います。
しかし修理はしやすいので、削って塗装し直せばキレイにすることもできます。
修理や改造のしやすさは木製のメリットの1つだと思います。
今後、カスタムや修理の様子も書いていこうと思いますので、
DIYをお考えの方は参考にしてみてください。
もちろん、オーダーでお作りすることもできますので、
気になる方はお気軽にお問い合わせください。
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