ニーチェの言葉
(フリードリヒ・ニーチェ著
白取春彦
ディスカヴァートゥエンティワン出版)
ずしんと心に残る言葉の数々。
現代人の絶対価値に基づく
現代を生きている人間のための道徳を
鋭い洞察力をもってして
綴った言葉の数々。
(008より)
自分を知ることから始めよう
自分をよく知っていないと、愛を愛として感じられなくなってしまうからだ。(中略)自分さえも知らずして、相手を知ることなどできないのだから。
(015より)
恐怖心の正体というのは、実は自分の今の心のありようなのだ。もちろんそれは、自分でいかようにも変えることができる。自分自身の心なのだから。
(034より)
今のこの人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ。
(066より)
友人とたくさん話そう。(中略)友人を持ち、互いに話し合い、互いに尊敬していくのは、人間が高まるうえでとてもたいせつなことだと言える。
(078より)
生きた魚を手にするためには、自分で出かけていきうまく魚を釣り上げなければならない。これと同じように、自分の意見を持つためには、みずから動いて自分の考えを掘り下げ、言葉にしなければならない。
(104より)
体験によって人は成長することができる。しかし、様々な体験を多くしたからといって、他の人よりもすぐれていると言うことはできない。
体験しても、あとでよく考察しなかったら、何にもならないのだ。
(130より)
愛するとはまた、自分と似たような者を探したり、嗅ぎ分けたりすることでもないし、自分を好む物を好んで受け入れることでもない。
(159より)
学ぶ意志のある人は退屈を感じない
(190より)
自分を試練にかけよう。人知れず、自分しか証人のいない試練に。
来年の目標の参考に、
あともう一度は読み直そうと
思います。