雨上がりの朝、目が覚めるとカーテン越しに陽の光。

ニュースが富士山の初冠雪を伝えている。

「おっ、見えるかもしれないぞ」と、デジカメ持って散歩に出た。

 

くっきりとよく見えました。 

電線が邪魔だね。

カメラの前に双眼鏡を押し当てて、もう一枚。

 

帰り道、

公園のキンモクセイが昨日の雨で散っていました。

こういうのも好きですね。

 

 

2003.10.03(マロン1歳10ヶ月)

マロンがね、毎日帰宅すると玄関まで駆けてきてくれて熱烈歓迎。

でもマロンがホントに待っているのは、、、、、父さんの弁当箱。

 

「父さんについて二階に上がって、弁当箱をなめさせてもらうんだ。

 母さんには内緒だってサ。どうして?」

 

マロンは魚が大好きで、弁当箱に鮭がほんのひとかけら残してある。

塩っ気があるものを食べさせてはいけない、とカミさんに言われているのでね。

 

 

2003.10.22

Subject: こらっ、マロン!

 

今朝は雨。

朝食くって、着替えと鞄をとりに二階に上がる。

カミさんは(駅まで送ってくれる)車の用意で外に出る。

 

鞄を抱えて二階から降りるとマロンが床で何か喰っている。

あっ! 夕べの残りの鶏肉だ。

「こらっ、マロン!」

一瞬、キョトン。 取りあげる。

「ボク(女の子だけどね)なにか悪いことした?」   2002.10.19のイメージ図

 

どこにあったんだ? 見ると脇テーブルの上に空の皿がある。

「だめじゃないか、マロン!」

(叱られているらしい、いけないことをしたんだ。)というふう。

 

カミさんもどってくる。

「マロンが鶏肉くったぞ」

「まぁっ。だめでしょ、マロン!」

で、ペシペシ(まぁ、ひどくは撲てないんだ)。

「お見送りは無しだからね! マロンはバツで留守番! 父さん早く!」

(いつもは駅まで一緒に来るんだ)

(いいじゃないか、マロンがとどくところに置いた方が悪いんだから)

と思ったけど、だまって従う。

                     マ「とどくもんね」2002.10.19

 

電車に乗って、本を読もうと鞄を開ける(なんだか軽いな)。

「あっ」弁当を忘れた。

 

研究所に着いてしばらくしてメールの着信。

  Subject: べんとう

  忘れて残念ね。マロンのせい?

 

 

マロンが逝って、2年が経ちました。

もう2年!

マロンを思わない日はありません。

一緒にメシを食い、一緒に寝ていたんだもの。