地獄への道は善意で敷き詰められている


The road to hell is paved with good intentions.






この言葉を実感する出来事が先日ありました。



仕事上での話です。

仕事でとある研修を受けました。


「認知症サポーター養成講座」という研修です。


研修自体は勉強になるし、

改めて認知症に対しての知識を深めることができ、

有意義でした。



ただ、

その研修の中で気になった点もありました。


研修の講師は福祉関係の職員。

看護師経験もあり保健師資格を持ち行政で働いてる、

年齢も50代に近いベテラン女性です。




65歳以下で発症する認知症を若年性認知症と言いますが、

大事なことは、

早くに本人あるいは周りの人が気づいてあげて、

早期に医療に繋げてあげることが重要!


このことを強く主張されてました。


早期発見早期医療に繋がることが、

とても大切!!



まぁ、

確かにその通りなんですけどね、、、、。



その説明の中で、

アルツハイマーに認可されたエーザイが開発した

新薬「レカネマブ」について言及してました。



この新薬は早期アルツハイマーが対象。

早期に認知症を発見して早期に医療に繋げてあげれば、

このような新薬で治療を受けることもできるのですから!


この職員さん、

「エーザイの人に説明も受けた」と言ってました。


大勢の人を対象とした研修で、

新薬の有効性を訴えていいのだろうか?(無責任じゃね?)

捻くれた私は思ってしまいました(笑)。



アルツハイマーや認知症の薬って、

何十年も前から患者に処方されてきました。

しかし、

画期的な効果がある薬はなく、

なかには、

逆に認知症を加速させたり、副作用が酷く逆に命を縮めるような事例も報告されてきたわけです。



そういう歴史というか経緯を知っていたら、

安易に新薬を他人に素晴らしい薬ですよ!

みたいな話なんてできないと思うのですけどね。

(私は、絶対できん)


まぁ、

エーザイさんからご説明を受けたのですから、

そりゃ製薬会社側思考になるかもですが。



行政ではこれに似た事例は多々あります。


教育現場では、

「発達障害の子どもを早く医療に繋げてあげるのが、

その児童のためである。

発達障害に有効なお薬もあるのですから」


みたいな内容の研修が教師たちにされます。




福祉関係の精神障害担当分野では、

精神病、精神障害者は精神医療に繋がって治療を受けてることが最善だと教えられます。



一概に、

それらのことを、もちろん否定はできません。


でも、

あまりにも素直に安易に医療や薬を信じている姿勢にも恐怖を感じずにはいられません。



仮にも、

看護師免許や保健師資格を持っている人なら

「医原病」「薬害」という言葉も知っているはずでは?

と、

思ってしまうのですが。



ま、

医療や薬などに疑いを持ってたり、

全面的に信じてないような人は、

そのような行政の仕事なんてできないですよね(笑)。

ハハハ😂。



ちなみに、

エーザイがアメリカの製薬企業と協力して開発した

アルツハイマーの新薬「レカネバブ」



アメリカでも認可されて1年以上経ちましたが、

効果なしでは?と普及は進んでないとのことです。





実は、

私の祖母はアルツハイマーでした。

60代前に発症したので若年性。

もう40年近く前の話です。


当時は「アルツハイマー」という言葉を知ってる人も少なく、

いわばアルツハイマーのはしりとも言える(笑)。


そんな何十年も前ですが、

それでも「認知症に効くとされてた薬」が存在しました。


私の祖母も処方され飲んでました。


しかし、

祖母が亡くなった後何年も経ってから、

有効とされてたその薬が、

全然効果もなく、逆に認知症を悪化させる薬だったという結論が世間にも周知されるようになりました。



「新薬」って、そういう経過を辿る薬も多いわけです。


効果が認められなかった。

くらいならまだ良いのですが、

逆に命を縮めたとか致死率が高い薬害レベルの薬も歴史上には存在するわけです。


医療従事者や知識がある人こそ、

安易に「新薬」を全面的に賞賛できないのが当然と言えば当然。



あ、

そうそう。

インフルエンザワクチンも当然ですが、

コロナワクチンも絶賛お勧めしてきたのも行政のお仕事ですね。


つくづくと、

「地獄への道は善意で敷き詰められている」


この言葉は名言だなと感服いたしました。



国(政治)の方針に従い、従順にその意向を実行に移す

のが地方行政の仕事でもあるわけですから、

当然といえば当然ですけどね。



戦時中の日本と現代の日本も、

実は大差ないのかもしれません。


戦時中も、

国は「日本は戦局に勝っている!我々は勝つ!」と、

嘘の情報を流し続けました。

素直でバカな国民はそれを信じた。

原子爆弾を開発してたようなアメリカに対して、

槍で勝てると信じてたような日本人。

(そりゃ負けるわ)


もちろん、

中には情報通であったり、賢い国民もいて、

冷静に現状や未来を見通してた人達もいた。

でも、

当時はそのような人達は非国民と迫害された。



似てますよね、、、、、(笑)。



精神医療や製薬会社の作った薬を信じず批判するような国民は非国民ですね。

現代は「陰謀論者」とか言われちゃうのかしらね?笑





西洋医学である精神医療を信じない国民は非国民!

製薬会社が治験をして国が認可した薬を信じない国民は

非国民!





そうなんです。

善意って恐ろしくもある。

笑顔で地獄へ背中を押す人達が世の中にはたくさん

存在する。


いやぁ、本当に怖いですね。怖い怖い。