薬害交通事故
免許返納を決める前に読む本 


筆者は精神科医の和田秀樹



そもそも高齢者はノロノロ運転になりがち。

例え、

ブレーキとアクセルをいったんは踏み間違えたとしても、

本能的にペダルを踏み直すはず。


しかし、

高齢者の暴走事故ではアクセルを踏み込んで猛スピードを出し、事故直前になってもブレーキを踏んだ形跡がない。

しかも事故当時のことを覚えてないケースが多い。


和田秀樹氏は、

意識障害を起こしていた可能性が疑われると言ってます。



意識障害とは?!



「意識障害」とは、意識状態や覚醒度がふだんと

違う状態のことを指します。


「寝ぼけたような状態」に近い。


例えばアルコールを大量に飲み、記憶がないというのも

意識障害。


医療の臨床現場でよく見られる意識障害に

「せん妄と呼ばれる症状があります。


「せん妄」とは、脳が機能不全を起こした状態のこと。


そして、

薬の副作用などでせん妄を起こすことは少なくない。


よく手術後に麻酔が覚めたあとに「せん妄」が

起きやすいことは知られてます。


服用してる薬が原因で高齢者に「せん妄状態」が起きても、

家族や周りの人は「ボケた」「認知症」になったと

誤解してしまう。




そうそう、

ベンゾジアゼピン系薬が認知症の原因となってるケースも多い。


ということは、

やっと最近周知されるようになりましたねぇ。


しかし、

ずっと前からベンゾジアゼピン系が認知症を引き起こしてるとは疑われてましたが、

日本の精神医療も国もずっーと

「因果関係が証明できない」として認めませんでした。


このようなことは、

昔から起きており、未来も起きるでしょう。



歴史は繰り返す

とは名言です。





脳に作用する薬で、意識状態が普段と違う状態になる。

ボーっとしたり、眠くなったり。

逆に、

覚醒しすぎたり、興奮したり、感情をコントロールできなくなったり、

易怒性の副作用を持つ向精神薬も多い。

イライラしたり怒りやすくなる。


薬害交通事故だけでなく、

薬害犯罪、薬害自殺、薬害自殺未遂という状況も

少なくはない。


怖いですねぇ、、、、