発達障害に関しては、

「診断が病気をつくる」と言われることがあります。



字の読み書きが苦手なだけの子どもに、

わざわざ「学習障害」という診断をつけて、

障害をつくっているという考えです。





上記の内容はこの本より引用してます。



ちなみに、

この本の筆者、黒坂真由子さんの息子さんは

2017年に小学2年生の時に、

文字の読み書きが苦手な「学習障害」であることが

わかりました。

と、

前書きに書いてます。


(個人的には、

小学校1,2年生レベルでは文字の読み書きにしても、

計算にしても、

ありとあらゆる面において、

同年代の子どもより発達?が遅れてる?

苦手な子どもがいるなんて当然と思うんですけど)



自分の息子が小学2年生で学習障害と診断された

筆者の黒坂さんはこう言ってます。


子どもの発達障害において診断がつくことのメリットは、いくつかある。


まず、

本人が「自分の努力が足りないわけではない」と、

気づけること。


できない自分を責め続ける毎日から、解放される

きっかけになる。


親や教師、周囲の人も、

子どもの「できない理由」があきらかになって、

その子にあった環境を整えるという具体的な対策がとれるようになる。



確かにそうかもしれませんが、

幼稚園や小学1,2年生などという年齢で、

本当に正しく「その子は脳に障害がある」なんて

診断できるものなのでしょうか?


しかも、

10代とかならともかく、

幼稚園児や小学1,2年生で学習面において、

死ぬほど努力するような子なんて僅かしかいないと思うんですが。


6,7歳で「自分の努力が足りないわけではない」

なんて思わす必要かあるのかしら?




逆に、

幼い子どもに「学習障害」「発達障害」と安易に

診断をつけることにより、

本人も親も

「あなたは脳の特性により、学習は苦手だから、

努力する必要はない」と、

諦めてしまうのでは?という危惧も感じえないのですが。



そして、

筆者はこう言ってます。


診断の1番のメリットは「二次障害」の予防になること。



この本では、

発達障害から派生して、

うつ病や不安障害などが生じることがある。

それを「二次障害」と言うと説明してます。



岩波明氏によると、

ADHDの人の2〜3割は、うつ病、不安障害、

その他精神疾患の二次障害を生じるとのこと。


その理由は生きづらさなどのストレスからという

ことですが、

ADHDに与えられる精神刺激薬という向精神薬の影響もあるのでは?とは、

一切言及してません。



精神刺激薬はドーパミンやノルアドレナリンを増やす薬。

その手の薬を長年飲んでると、

逆に自前でドーパミンやノルアドレナリンを出せなくなる。


脳の神経の受容体もアップレギュレーションしたり、

ダウンレギュレーションしたりする。


精神刺激薬はその薬理作用が覚醒剤に似ている。


覚醒剤使用者が、

その後遺症でうつ病や不安障害に苦しむのは

よく知られてること。


元野球選手の清原もそうですよね。


医療、製薬会社に都合の悪いことには

一切触れないって、

フェアじゃないですよね。



ちなみに、

精神刺激薬で過剰にドーパミン、ノルアドレナリン増やすと、

今度は統合失調症のような症状が出る。



統合失調症患者が近年増えてきてるそうですが、

発達障害が統合失調症と誤診されてるという説もある。


それもまた、

向精神薬のなせる悪さですね。