「毒」と「薬」の不思議な関係


より。


筆者は化学畑の専門家、斉藤勝裕氏。


この本、

なかなかサイエンス本として面白いです。

ニュートンとかサイエンス雑誌も好きなんです。



ところで、

向精神薬の薬害にあいながら、

西洋薬には嫌悪感が強いような人でも

「漢方薬なら安全」!と言う人もいます。


なわけないんですけどね笑。



天然物を医薬品として用いたのが漢方薬。


原料は植物、動物、鉱物とあらゆるものに広がっている。

合成医薬品である化学物質じゃないから、

天然だから地球上に自然に存在してるものだから、

安全。


と、

大体そのような人達は思っている。



しかし、

そもそも「毒」とは天然物だったわけです笑。



人類の歴史は「毒の歴史」とも言える。


化学物質が作られるようになった歴史なんて、

人類の歴史の中では短い。


それまでは、

植物や動物や鉱物が「毒」として殺人にも

用いられてきた。



漢方薬も「薬」である以上、

副作用もあります。


ただ、

人間が作った化学物質である人工薬より、

効き目も穏やかでマシなような印象がある。


私も、

実は向精神薬と並行してかなりの種類と量の漢方薬を飲んでました。


離脱症状で苦しい時も藁を掴む気持ちで、

漢方薬専門店で漢方薬を処方してもらい飲んでました。



離脱症状急性期間は脳も身体も過敏になってるので、

漢方薬でもしっかりと認識できる強い副作用が出ました。


改めて、

「漢方薬も薬」という認識を新たにしました。


そして、

辛い身体の症状に対して、

「すぐに薬でどうにかしようとする依存気質」

自分にあることに気づきました。


サプリメントも買いまくりましたからねぇ。笑


つまりは、

自分にそういう依存気質があったわけです。


若い時から、

サプリメントも好きで飲んでましたから。


ま、

向精神薬薬害にたどり着くべきしてたどり着いた人間なんですよ。



サプリメント

漢方薬

西洋薬


もちろん、

これら全てを否定する気持ちは全くありません。


ただ、

無知なまま口に放り込むのと、

ちゃんと調べて自分で必要と判断して覚悟の上で

飲むのとでは大きく異なる。



向精神薬を飲んでる人達は、

そうでない人達より依存性が強い傾向があることは専門家も指摘してる。


私もそうだと思います。


本当に重篤な精神疾患は別として、

自分のメンタルの問題を薬でどうにかしよう、

どうにかなると依存したわけですから。


そういう選択をしない人達もちゃんと存在しますからね。




ジキタリス



マオウ



アヘン ケシの実ちゃん



コカの木


コカインになる。

全く普通の木にしか見えませんね。