精神医療は投薬治療中心の医療です。




精神科医自身も、

とにかく薬を使って症状を抑え込むことが最善であると

教育され、投薬治療意外の治療法についてほとんど

学んでいない。



ひたすら薬を調整することがメインの仕事と言っても

過言じゃない状態になってる。



その結果、 

足し算はできても引き算ができない精神科医が

多く誕生してしまった。




そのような精神科医に運悪く出会ってしまうと、

患者は多剤大量処方という地獄に追い詰められる。



ここ数年間で、

やっと単剤処方での治療が勧められ、

多剤大量処方にもメスが入りましたが、

現実にはまだまだ多剤大量処方も存在するようです。



むしろ単剤処方の人の方がまだ少数派なんじゃないでしょうか?




以前から、

統合失調症に対する多剤大量処方は問題となっていた。


症状を抑えるために、 

患者は尋常ではない量と種類の抗精神薬を服用させられていた。



そして、

精神科クリニック、心療内科クリニックが乱立すると、

多剤大量処方問題は通院患者にも広がりました。


統合失調症でなく、

単に軽度なうつ症状や不眠を訴える患者にも、

どんどん広がりました。



うつ状態を訴える患者にも、

とんでもない種類と量の抗うつ薬、抗不安薬、

睡眠薬などが処方されるような事態になりました。



そのような、

後戻りができない状況になった患者はどうなったのか?



単に身体的な副作用に苦しむだけでなく、

処方薬依存に陥ったり、

受診以前にはなかった自傷行為やオーバードーズで苦しむようになったり、

攻撃的になって人間関係が破綻したり。



ほとんど記憶や意識がないままに放火や障害事件を

起こしてしまった人もいる。



さらには、

自殺を促進する薬も存在するので、

命を失うという最悪コースをたどることも珍しくはない。




私も精神科病院入院中に、

おそらくかなり薬を盛られてたのでしょう。

ベッドの上でぼーっと座ってるだけみたいな

患者を見たことがあります。


ほんの6,7年前の話です。



安易に精神科の扉を叩いたばかりに、

一生を棒に振る羽目になった患者は珍しくもない。




運命という言葉で片付けるには、

あまりにも酷い話ではないでしょうか?