心の病気はどう治す?

筆者は佐藤光展氏。



佐藤光展さんは元新聞記者。

ジャーナリストとして主に精神医療の取材で知られてる。


著書に

「精神医療ダークサイド」

「なぜ、日本の精神医療は暴走するのか」などがあります。


わたしもこの2冊はすでに読んでます。



今から10年ほど前に、

精神医療の闇を取材してドキュメンタリーを書いてる。

圧力や邪魔もあったでしょうに。



この方の奥さんが精神科に通院していて亡くなった

のではなかったかしら?

記憶違いかな?

それは違う人だったかな?

ちょっと忘れてしまいました。




精神医療の闇をかなり痛烈に暴き出した本を出版してましたが、

今回の本は、

精神医療界のオールスターチームによるメンタルヘルス

向上のためのガイドブックです!


という本になります。



あらあら、


少し方向転換してマスコミ的に有名な精神科医達と

タッグを組むことにしたんでしょうか?


精神医療界のオールスター!



褒めてるような表現ですよね。

ゴッドハンド的な腕を持つ有名外科医的な感じ?



オールスター精神科医の面々は以下の方々です。



依存症はもちろん、トシちゃんこと松本俊彦医師。

発達障害は原田剛志医師。(知らん)

統合失調症は斉藤環医師

(私の出身大学のドクター。割と評判は良い)

うつ病、不安症は大野裕医師。

ひきこもりは加藤隆弘医師。

(ひきこもりって、精神病なの?)


あら、

双極性障害の権威、加藤忠史医師が登場してないのは

何故なのかしら?

仲が悪いのかしらね(笑)。



認知行動療法などで有名な大野裕医師。

かつて雅子皇后の主治医でした。


大野裕医師は、

抗うつ薬SSRIを、

たいした副作用もほとんどない夢のような薬と、

日本での大売り出しに1番貢献した精神科医。


どれだけの患者を抗うつ薬SSRIの影響で自死に追いやったかわからないような医師。


過去のことはもう水に流して、

うつ病のスタードクターとして認めてるのでしょうか?





この本の最初にこう書かれてます。


精神疾患の治療を受けている日本国民は約615万人。


ところが、

治療を担う精神医学や精神医療は世界的に行き詰まってます。


長年の研究の甲斐もなく、

精神疾患の多くは今も原因不明で、

有効な検査法すら見つかってません。


どの精神疾患なのかを判断する診断基準も曖昧で、

過剰診断や誤診とみられる被害が絶えません。


頼みの綱である向精神薬も偽薬との効果の差が出にくく、

副作用の方が大きいことが珍しくもない。


診断マニュアル(DSM)は部外者だけでなく、

マニュアル策定に従事した関係者達からも攻撃を受けている有様。




丁寧な表現ですが、

つまりのところ、


精神疾患の原因も不明で検査法もない。

診断マニュアルもお粗末。

向精神薬も効果がないどころか副作用の方が大きく

被害者続出!!


という、

とても西洋医学とはいえないお粗末な状態。


そもそも、

統合失調症や双極性障害1型など昔ながらの精神病は別として、

あまりにも精神疾患というものを作り出し過ぎたのが

原因なんでしょう。



虐待やイジメ、家族関係の問題。

職場や学校の問題、人間関係問題。


様々な問題により、

人間は感情やメンタルに影響を受ける。


そんな

人間として当然な感情やメンタルの

状態を疾患、病気とする。


ここが、

精神医療の最大の問題点なんだと思います。



ま、

これを言ってしまえば、

精神医療は弱小化するし大勢いる精神科医達が

稼げなくなりますけどね。


お客様、患者をどんどん増やすのは、

精神医療界、製薬会社には

必要なことです。



そもそも、

本当に病気でないのなら、

覚醒剤や麻薬の類の向精神薬でよくなるわけないんです。


そりゃ、

悪化するし死に近づくだけなのも当然なこと。


と、

今回はここまで。


ちなみに、

この本の第1章、

トップバッターのスタードクターは

「依存症」専門の松本俊彦医師です。



「依存症」は病気です!!


というのが、

当然のようにアピールされてますが、

本当の意味での病気なんでしょうか?


仮に病気としても、

それは手術や薬で治せる病気なんでしょうか?



個人的には、

向精神薬で治せる状態ではないと思うんですけどね。



それこそ、

その人自身が産まれてから育つ環境、人間関係の中での

問題が病的な依存気質を形成するわけです。


治せるとしたら、

人間関係や愛とか、そういう類の問題をどうにかするしかないんですよね。


それ、

精神科医にできることなんでしょうか??



松本俊彦ちゃんが、

依存症に苦しむ若い患者に無償の愛を与えて

治してあげてるのかしら?


だとしたら、

素晴らしいスーパードクターでございます。




佐藤光展さんとは会ったことあります。


一昨年の夏だったかしら?

ベンゾジアゼピンに関する映画作成現場で

ご一緒しました。


隣の席に座ってたんです。


普通に爽やかないい感じの男性でした。