うつ病隠された真実


筆者はヨハン・ハリ

1979年生まれのジャーナリスト。英国出身。

著書に「麻薬と人間」など。



精神科で「うつ病」と診断されれば「抗うつ薬」が

処方される。


うつ病は脳の化学物質の不均衡によるものとみなされてきた。


著者のヨハン・ハリも10代後半から抗うつ薬など

向精神薬を長らく飲み続けてきた当事者。


しかし、

一向に「うつ病」は改善しなかった。

小康状態があっても、必ずまた鬱になる。



薬が効くなら患者は減るはずなのに増え続けている。


何故なのか?



「うつ病」は本当に脳内神経伝達物質の不均衡による脳の病気なのか?


そんな疑問が筆者を取材へと駆り立てた。



薬の効果は製薬会社によって都合よく選択的に公表され、

脳内物質の不均衡を示す証拠は一切ないことも

判明した。



筆者のヨハン・ハリは、

「うつ」は脳内物質の不均衡によるものではなく、

私たち社会の仕組みや価値観が引き起こした病である

という主張であり、

その解決策として、

人や社会が絆を取り戻すことが大切と訴えてます。



精神医学は病を分類し、化学的な治療を施す西欧の

マニュアルを国際的な標準規格としてきた歴史があります。


ちなみに、

もはやセロトニンの低下や不足がうつ病の原因ではない!

ということは明らかになってますが、

日本ではまだまだ

「うつ病はセロトニン不足が原因!

 セロトニンを増やそう!」なんて発信し続けている

精神科医もいます。




イギリスのディヴィッド・ヒーリ教授にも、

筆者は会いに行ってます。


ヒーリーは「抗うつ薬の真実」という有名な

本を書いた人です。


ヒーリ教授は

「セロトニンの濃度低下がうつの原因という考え方には、一才の根拠がありません。前からずっとです。

単なる宣伝文句なのです。

新しいタイプの抗うつ薬が世に出てきた1990年代初めに、

うつ状態にある人の脳内のセロトニン濃度はこのように低下してるのです、など証明できる人は、

誰1人いませんでした。

始めからずっと、何一つエビデンスがない。」

一貫して言ってます。



今では明らかにされてますが、

製薬会社が抗うつ薬で儲けるために

全て仕組まれたことなんですよね。



本当に酷い話と思いますが、

別に「抗うつ薬」に限らず類似例は山のように

あるわけです。




この本にも書かれてます。


「製薬会社が、精神医学の多くを形作っている中心的な権力です。

というのも、それがビジネスとしても大きいからです。

数十億ドルというビジネスなのです」



普通は病気や疾患が存在し、

その原因も科学的に明らかなので、

それに対処すべく薬が開発される。


しかし

精神医療においては逆。



脳内神経伝達物質に作用する薬を開発して作り売り出したい!

だから、

精神病は脳内物質の過不足が原因で起きる病ということにしましょう。




このことを、

精神科に通院して向精神薬が効果がある治療薬と信じて飲んでる日本人の中で、

どのくらいの人が知っていて納得の上服薬治療をしてるのでしょうか?





この本でも書かれてますが、

プラセボ効果もあり抗うつ薬を飲み、

いったんは、

よくなったかのような状態になる人は存在する。


しかし

必ず副作用が存在する。


長く飲んでいれば必ずまた鬱々したり、

副作用で調子が悪くなる。


薬を飲んでる限り、

小康状態、不調を繰り返し延々と病気の人であり続ける。



それにしても、

精神医療には

「隠された真実」が多すぎますね。