とても嬉しいメッセージをいただきました。


2年前にもメッセージを下さった方です。

娘さんが統合失調症と診断され、
向精神薬で治療してたものの、
どんどん薬が増え悪化していったという、
よく聞く経過の状態でした。

娘さんの意思もあり、
お母様の強い意志と娘さんを絶対に良くするんだという母親の愛と支えが、娘さんを回復に導いた。

皮肉なことに、
その回復は向精神薬の減薬断薬が導いたものでした。


本来なら回復させるはずのクスリ。

なのに、
精神医療界ではクスリを飲むようになって、
さらに悪化する人も多い。

そして断薬して逆に回復するという奇妙な話が決して
珍しくもない。

私もその1人ですが、
私の場合は元々がうつ状態、適応障害レベル。


統合失調症という重篤な病名がついてる人でも
こういうケースがある。

私も統合失調症と病名がついた過去があるものの、
断薬して普通に生活してる人を何人も知ってます。

逆に、
末期ガン、末期膵臓癌などから回復して普通に生活してる知人は皆無です。
皆他界しました。

改めて精神医療の杜撰さを感じ得ない。

と、
前置きが長くなりましたが、
以下頂いたメッセージをできる限り原文のまま
紹介いたします。
(個人情報もなく特定不可能なので大丈夫と判断しましたし、
当人も皆様に紹介してほしいとの希望です)


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雅子さん、ご無沙汰しております。
2年前の5月頃にメッセージを送り、ブログで紹介していただいた者です。

統合失調感情障害、双極性障害などと診断され
様々な向精神薬を服用し精神障害者になってしまった娘です。

雅子さんのブログに出会い、
減薬を決意し、数年かけてほぼ断薬することが出来ました。

最近の娘は、昔みたいに元気を取り戻しました!

家族で夕飯を食べながら会話したり、親子で買い物に出かけたり、家族のことを思いやってくれたり、
この6年間出来なかったことができるようになりました。

病気の時は食べる、寝る、起きる、働く、というみんなが当たり前にできることが出来ませんでした。

でも、今やっとそれができるようになったんです。
本当に私は嬉しくて嬉しくて。

雅子さんに最初のメッセージを送った時は、娘は酷い状態でした。
私も苦しく、先が見えない状況でしたが、
本当にあの時のことを思うと今が夢のようです。


減薬はまず抗不安薬のソラナックスを断ちました。
最大処方量を服用していて依存していた娘でしたが、断薬に成功しました!
その後気分安定薬のバルプロ酸をやめました。
そして最後にロナセンをやめることに成功しました。


雅子さんが苦しんでおられた離脱症状は、娘はあまり酷くはなかったです。
娘は乗り越えてくれました!
薬を飲まない生活がこんなに楽なんだー、と嬉しそうに話していました。

ご飯も美味しく食べられるようになったし、
薬が切れる心配もしなくてもいいのが楽だそうです。

酷い時は寝癖にパジャマで外出する時もあったほどおかしくなっていた娘でしたが、
今では髪も綺麗に染めて、ネイルもして、美容にも気を使えるようになりました。

今はB型作業所に通って生活リズムを整えて、社会復帰を目指してます。
今後の目標は一人暮らしをすること、だそうです。

私も娘の自立に向けて応援したいと思います。
まだまだ回復の過程やそのほか聞いてきただきたいことも沢山ありますが
ご報告だけはしたい!と思い、今回メッセージを送りました。

本当に雅子さんのブログのおかげです。
精神薬のせいで悪くなっている人たちにもっとこの事を知ってもらいたいです。

追記

娘の障害年金2級申請時の診断書には「予後不良」と書かれており、
絶望したのを覚えています。
発症当初は幻聴があったので、抗精神薬を飲むことで落ち着いたと喜んでいました。
ですが、
どんどん薬が増え、
どんどん症状は悪くなっていきました。

娘は入院まではしませんでしたが、
もし入院していたらそれこそ薬漬けにされて、
一生精神障害者にされていたかもしれません。

今のところ幻聴も酷くなく、普通の生活が送れています。

本当に色々なことがあった6年間でしたが、
私は雅子さんのブログに出会い、
それから娘の病気や、薬のことを色々調べました。

そして主治医にお願いしてどんどん減薬を進めました。
娘は私が居なかったら死んでいたかもしれない、と言っていました。

若いと衝動性も増し、
精神薬との相性も悪いのかもしれませんね。

現在は26歳になり年齢も重ねて精神的にも落ち着いてきたことも大きいと思います。

でも、
主治医に少し不安感があるとか、体調悪いと言ったら、
主治医はまた薬を出そうとするそうです!

娘にはもう絶対に飲んだらダメ!と言いました。
娘ももちろん断っています。

遠回りした娘の人生でしたが、
娘の自立に向けて、親子共々頑張って生きていきたいと思います。

あんな辛い思いをしたのだからこれから少々のことがあっても乗り越えられるはずです!

先生は娘が元気になったことをとても喜んで下さってるみたいです!
先生が1番驚いているかもしれませんね!

先生の処方通り服薬していたら良くなっていなかったかもしれません(笑)
私たち親子の意思で減薬したからだと思います。



娘が、
今苦しんでる人に、
自分のように良くなることがある、と希望をもってほしい!
やはり自らが良くなろうと思い、行動を起こすことが重要だ、
言ってます。

酷い時はいくら親や周りが何を言っても聞きません。
辛い思いをした本人が良くなりたいと思い、
減薬を実行したことが今に繋がっているのです。

雅子さん、ぜひ娘のことを皆さんに伝えてください!
お願いします。

本当にありがとうございました。
娘はもう大丈夫と思います。

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このようなメッセージをblogを始めてから、
20人近く頂いたでしょうか。

改めて微々たる影響力ですが、
blogで発信し続けてきて良かったと思えます。

このメッセージを下さった母娘さんには、
この春は本当に幸せな明るい春ですね。

これからも幸せな母と娘でいてくださいね。



春のお花を見たくて、

公園に出かけました。





ネモフィラも咲いてました。







春はいいですね。


でも、

私は暗い春も4回ほど体験してます。


なんの呪いだったのかしら???