子どもの発達障害誤診の危機


2割が誤診?!


筆者は小児科医師・お茶の水女子大学名誉教授

の榊原洋一。



 


最近、やっとこの手の本が目につき始めました。


表紙に「2割が誤診?!」とありますが、

2割どころじゃないでしょう。


同じ医師として児童精神科医に忖度して遠慮気味

にしての2割。


現実は、もっともっとだと思いますねぇ。




この本と同時にぜひ読んでいただきたいのが


米田倫康氏の「発達障害のウソ」





さらには、

「児童精神科医は子どもの味方か」も是非一読して欲しい価値ある本です。




米田倫康氏は医師ではありません。


だからといって真実を語ってないか?

信用できないか?


そんなわけありません。


そもそも、

精神医学学会に属してる精神科医が、

どんなに本音は疑問に思っても、

この手の本を出したり意見を世間に出すことって

難しいことです。


お上に歯向かうようなもんですから。

大学病院内や大きな総合病院内で働けなくなります。

出世もできなくなる。


どんなジャンルでもありがちですが、

その組織の腐敗や問題は外から指摘されることが多い。

もちろん、内部告発もあるでしょうが。



米田氏とは、

オンラインですがお顔を見ながらゆっくりお話ししたことがあります。


とても温厚で優しい感じの方です。

お話を聞いて賢い方であることはすぐにわかりました。


「精神医療は悪だ!ぶっ潰せ!」


そのような極論の持ち主でもありません


逆に、

「精神医療をぶっ潰せ!」なんて言っちゃダメですよ笑


穏やかに仰ってました。


米田氏、

精神医療の被害者や、特に向精神薬漬けにされる児童のことを心底心配しており、

この状況をどうにかしなくてはいけない。


そう思われてるお方だと感じました。



話が逸れましたが

「子どもの発達障害誤診の危機」の筆者である

小児科医師の榊原洋一氏はこう言ってます。



私は半世紀にわたり発達障害を研究し、

たくさんの子どもたちを診察してきました。

発達障害への認知・理解が広がるほど、

正しいものと、そうでないものが混在し、

頭を抱えたくなるようなこともあります。

本書を執筆した動機も、そこにあります。


最も伝えたいことは、

医療現場で起きている発達障害の誤診・過剰診断です。


発達障害が広く知られるほど、受診者が増え、

発達障害と言い切れない子どもへの過剰な診断が多くみられます。


「なにか変だよ!」と警鐘を鳴らさなくてはならない状況になっていると感じます。


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と、

今回はここまで☺️


私は上記の3冊全て読みましたが、

基本全部同じような訴えでした。


もちろん、

榊原洋一氏は医師なのでかなり柔らかな主張ですが。


米田氏の方がズバズバはっきりと切り込んでます。




精神医療の抱える闇、問題の大きな原因の一つが過剰診断・誤診といえると思います。


かつ、

病名をどんどん作り上げて、

どんどん病人を作り出すことができるジャンル。

(アメリカが率先してやってるのですが)


これ、

癌や骨折患者を過剰診断して誤診してドンドン

病人を作り出すことなんてできないですよね。


それが簡単にできてしまうジャンルが精神医療。


まだ、

心病んでたり、悩んでる患者のカウンセリングを

して導いてくれるならともかく、

そこには、

ほぼ確実に向精神薬の処方という現実が潜んでいる。


そして、

その向精神薬は胃腸薬や解熱剤なんかと違って

脳の神経伝達物質を弄る薬。


覚醒剤や麻薬と同じような薬なんです。


そもそも、

覚醒剤も製薬会社が作った薬でした。



発達障害と診断され子供に処方される

コンサータやストラテラなどの精神刺激剤なんて、

限りなく覚醒剤と近い薬理作用だそうです。


そんな薬が、

2,3歳児から処方されるんですよ。


ちなみに、

先ゆくアメリカの現状を皆様ご存知でしょうか?

幼い時から向精神薬を処方された児童の行末。


ご興味ある方はぜひお調べになってください。




子どもを精神科に繋ぎ向精神薬を処方する。

なかには依存性が強く離脱症状が出る薬も少なくない。


薬を止めることができなくなる。

ずっーと通院して向精神薬を飲んでくれる。


精神科にとって最高の顧客です。


さらには、

薬剤性精神病というリスクがある。


発達障害で服用してたのに、 

気づいたら双極性障害、統合失調症と病名が

ステップアップしてた!


アメリカでは、

もう10年以上前に双極性障害の児童子どもが

激増しました。


普通、 

躁うつ病の子どもなんて少ないはずなのに。



この辺りは、 

ロバートウィタカー氏の本でも読んでみてください。




私の最後の主治医もポロッと本音を漏らしてました。


「双極性障害2型」なんて、

薬でどうこうするもんじゃないんだよなぁ、、、って。


本音ではそう思ってる精神科医も多いのかもしれません。

特にベテランなら。


でも、

アメリカのDSMマニアルでビョーキと作られちゃったし、

日本の精神医学学会もそれを教科書としてるし、

仕方ないか!


てのが本当のところかもしれません。






精神科医ディビッド・ヒーリーの本もオススメです。


確か彼はDSMマニュアルの作成の主要メンバーだったはず。


後に、

懺悔してますよね(笑)。


単純に言えば、

過剰診断をマニアルに入れ込んで精神病患者を増やしましたって。


双極性障害2型は作られたビョーキです。

彼もゲロってたような。


良心の呵責に耐えかねてか?

このような告発版を何冊か執筆されてます。



日本では圧力が加わるのか、

ここまで切り込んだ本はなかなかないです。

日本の情報ってかなり管理されてるんですよ。



ま、

アメリカの属国だから仕方ありませんね。