「健康不安」に殺されるな!


筆者は近藤誠氏。




この本の中で


「ボケ・老人性うつ」は薬害を疑え!


という章があります。


近藤誠氏、

日本で「ボケ」とか「老人性うつ病」と呼ばれている症状も、

かなりの部分、薬害だと思っています。


とのこと。



家族に付き添われて外来にみえる高齢患者さんの中に、

ボッーとして無表情で反応の鈍い人がけっこういる。

たいていは、

クスリを5〜10種類ほど飲んでいる。


降圧剤はほぼ全員服用している。

さらには向精神薬を飲んでる患者も多い。

(睡眠薬)


そういう患者は薬を減らすと、

症状が劇的に良くなるそうです。



これは全く同じようなことを精神科医の和田秀樹氏も

著書によく書いてますね。



歳を取れば、

血管が分厚くなり血液が若い時に比べて流れにくくなるので、

血圧が高くなるのは自然なことなのに、

それを薬で必要以上に下げると、

脳に行く血液が減るのでボケる。


というわけです。



睡眠薬や抗不安薬等のベンゾジアゼピン系薬もボケや認知症リスクを高めることは、

もう欧米が結果を出してます。


このことも長らく日本は因果関係が証明できないと

否定してきましたけどね。




私の知人の親も何人か向精神薬を処方されてから、

あれよあれよと悪化して亡くなってしまったという

ケースがあります。



1人は比較的親しい人だったので、

ベンゾを処方されてたのでそのリスクを言ったのですが、

実は十分にそのリスクを知っていて親に飲ませてたというビックリケースもありました。


「じーさん、向精神薬を飲まさないと暴れるから

仕方ないんだ」と言ってました。


よくよく聞くと「早く死んでほしい」みたいな

ニュアンスでした。


酷い話だと思う方も多いかもしれませんが、

ボケて暴れるお爺さんに家族は振り回されて

ヘトヘトに疲れ切ってる。


向精神薬飲ませてボーとさせて、

ウツラウツラさせてる方が家族の平和のため。


それはそれで現実としては仕方ないのかもしれませんね。


望み通りに、

そのお爺さん、亡くなりました。


ベンゾジアゼピン系薬は、

そういう面でも需要があるんですよ。


ある意味、穏やかに人を死にいざなうことができる

薬とも言える。


怖いですね😱。