精神科のヒミツ
クスリ、報酬、診断書


筆者は大阪大学医学部卒、精神科医の藤本修。


表紙の見開きにこう書かれてます。



クスリの大量投与、医者によって食い違う診断、

患者の都合にあわせたウソだらけの診断書。


何が本当で何がウソなのか?



ベテラン精神科医が医療のカラクリをわかりやすく説明しながら、質問・疑問に答えます!


「名医」と「迷医」の見分け方、賢い活用方法などのヒントが満載。



この本は、

基本は精神科医擁護の内容が主旨の本です。


ま、筆者も精神科医ですから。




誤解や偏見、スティグマ(負の烙印)の多い精神医学について、

正しい知識をもっていただくともに、精神科医、

精神科診療の実情を知っていただければ幸いです。



だって!





薬漬け、診断ミスに関しても、

言い訳が多く感じました。


この本では、

クエスチョンandアンサーという形式で進んでいきます。


こんなクエスチョンがありました。



Q 皇太子妃雅子さまの適応障害という当初の病名が、

実はうつ病であるのか、あるいは双極性障害2型であるのか?


いわゆる、適応障害?うつ病?


という病名論争



藤田修医師は

皇太子妃雅子様に関して、

実際に診療してないので断定して答えることは出来ないが、

適応障害というより「うつ病」と考えられるでしょうと

言ってます。


その理由として、

罹患期間が6ヶ月を超えて随分と長かったこと。



精神医学の知識などなかった私でも当時思ってました。


適応障害なんかじゃない、「うつ病」でしょうと。



でも、

メディアも国も頑として「適応障害」と主張し続けましたねぇ。


何故でしょう?



シンデレラストーリーのような雅子さまが、

浩宮と結婚して皇室に入ったことで「うつ病」になったなんて、

絶対に認めることができなかったのではないのでしょうか?


「適応障害」という名前も、

さも、

そりゃ、「皇室」にはなかなか適応できないよね、

大変だよね、

という国民の同意と理解も得られる。



確か

雅子さまの主治医は当時精神医学界の重鎮だった

大野裕医師。


大野医師はうつ病の権威でもありました。


抗うつ薬SSRIの自殺衝動や衝動性といった重篤な副作用がアメリカでは明らかになってたのに、

大した副作用はないと言って、抗うつ薬SSRIの日本市場参戦におおいに役立ったお方。


その後、発言を翻し

「最初から抗うつ薬に自殺衝動などの重篤な副作用があることは知ってました」


なーんて平気でのたまったお方。




メディアや国は「うつ病」は心の風邪。

誰しもが罹患する可能性のある病気ですよ。

疾患喧伝してきました。



恥じる病名でもないし差別されるような病名でもない。

メディアでアピールしてきた。


それでも、

皇室の人につく「病名」としては許容できなかった

わけですよね。


それは、

「うつ病」という病名を嫌悪し差別してると、

逆にアピールしてたも同然な気がします。



個人的には、

雅子さまに関しては、

独身で外務省に勤めてバリバリ働いてた時の方が

好きです。



おそらく、

雅子さまも向精神薬で治療してたとは思うんですが、

減薬断薬されたんでしょうか?


それとも、

最初から向精神薬処方されてなかったとか?😅

雅子さまの主治医たちは日本でもトップドクター

達だったでしょから、

向精神薬の危なさを知っていて案外と処方してない、

処方したにしても最低限ってことはあり得ますよね。


さすがに、

多剤大量処方してクスリ漬けにはしないでしょう😱




この記事、

下書き保存したままの記事でした。


急遽アップしたのは、

今日、12月9日が皇后雅子さまの60歳の誕生日だからです。


還暦になられたんですね。

感慨深いです。




辛い経験も乗り越えられて日本の歴史上のお一人になられる運命を受け入れた雅子さま。


皇室の存在意義に疑問もある私ですが、

雅子さまのファンでもあります。



過去に私の「ハンドルネーム」の理由を書いたかもしれませんが、

「うつ病克服回復体験記」としてblogを書こうと思った時、

いろんなハンドルネームを考えましたが、

やはり「うつ病」を患われた雅子妃からいただいたお名前です。


そして、

日本国民はこの名前に程度の差こそあれ思い入れを

持ってる。


ジャンル的に攻撃的な人やキチ◯イもいるだろうと

覚悟はしてましたが、

この名前に

クソ!とつけたり、

死ね!


とかあまり日本人なら躊躇するのではないだろうか?!


という予測のもと使わせて頂いた次第であります笑。


ありがとうございます😊


皇后雅子さまの今後の人生も一国民として、

見守り続けたいと思います。