「ベンゾジアゼピン離脱症候群」



という診断書を、

依頼したら担当医は書いてくれると思いますか?


担当医じゃなくても医師なら診断報告書は

書けます。



結論から言うと、

書いてくれるようですよ。


ベンゾジアゼピンの薬害に苦しみ、

本当に自分の主治医を恨み、

それこそ訴訟でも起こしたいなら、

これらの診断書を用意しておけばいいかもしれません。


被害者意識や恨みが悪いわけではない。


ただネガティブなことを延々と呟いてるのが、

自身のメンタルにも健康にも良くないだけ。


本気なら行動に出れば、

それまた前向きなアクションなのでいいかもしれません。



実際に、

わたしはこの診断書を努力して

医師に書いてもらった男性を知ってます。


もう交流はありませんが、

一昨年くらいに不眠を克服するチャットグループで知り合いました。


その後も何回か個人的に連絡したり、

話を聞いたことを最近突然思い出しました。



個人情報は書きませんが、

彼はバブルの頃に会社を起こし成功して、

都内の億ションに住んでたような若手実業家だったそうです。


お仕事は大変ですからね、

不眠になり睡眠薬を服薬するようになったようです。


何故か精神状態は悪化して、

抗うつ薬など他の向精神薬も服薬するようになったそう。


妻子がいましたが、

妻に暴言を吐くようになり、

仕事上もトラブル続き。


会社も潰れ、離婚になりました。



自分でベンゾジアゼピンを一気断薬したようなことを言ってました。


そして酷い離脱症状が出てしまったわけです。


彼の

精神薬やベンゾジアゼピン薬や精神科医に対する

恨みはとても大きいものでした。


会社がダメになったのもベンゾのせい。

離婚もベンゾのせい。

全ての不幸はベンゾのせい。


時々思うことがあります。

ベンゾって便利な薬だなって。

何でもかんでもベンゾのせいにしてる人が

いますから。


身体の離脱症状だけならともかく、

離婚や仕事の失敗や人生の失敗不幸まで

ベンゾのせい!



でも、

彼は黙って恨み言を言ってるだけのタイプでは

ありませんでした。


薬害の訴訟に備えて、

まずは

自分の現在の心身の不調はすべて


ベンゾジアゼピン薬の離脱症候群である。


という医師の診断書を得ることに

集中しました。


全国を探せば、

そのような診断書を書いてくれる医師は

いるようです。


彼は自分が求めてやまない診断書を手にしました。

診断書を書いてくれた医師の名前もわたしは

知ってます。


すごい情熱だと感心しました。

その診断書の写真も見せてもらいました。


ちゃんと書かれてましたよ。


ただ、

診断書ってこんなにシンプルなんだ!

驚くくらいのシンプルなものでした。



わたしは彼から、

どうやって離脱症状を緩和してますか?

みたいな質問をよくされました。


離脱症状緩和って、

これ!という決定打がない!


というのが私の体験からの実感です。


あるなら逆に教えてほしい!

思いました。



ただ、

努力はしましたよ。

ありとあらゆることを(笑)


わたしは凝り性で努力家なんです。



サプリもかなり飲みましたが、

効果は感じず、

最後は増田さやか先生から勧められた、

カルシウムとマグネシウムだけ飲んでました。


それも、

アメリカのサプリで異常に1錠が大きくて、

何回か喉につかえて吐いたので、

一瓶も飲めずでした。


今でも飲んでるのはナイアシンだけです。


これは、

肌の調子が良くなるし、

なんだか元気になってる気がして飲んでます。




話が逸れましたが、


その彼。


その後どうしたんでしょうね?

訴訟、起こしたのでしょうか?


グチグチ恨みや被害をただ訴えてるだけなら、

彼のように行動に出るのもありですよね。


わたしは、

訴訟したいくらいの気持ちでしたが、

絶対に負けると確信してたので諦めました。

お金ももったいないと思いました。


諦めた以上は、

自分の回復に集中しようと、

そちらに前向きなエネルギーを向けました。



最後の方に彼はこのように言ってました。



会社のこと離婚のこと、

人生の失敗をぜんぶベンゾのせいにしてたけど、


本当はそんなんじゃないって、

自分でもよく分かってたんです。


妻に酷いことを言ったのも自分。

妻子を不幸にした。

後悔してました。


そして、

妻子に十分な仕送りができるくらいに、

何か仕事を始めなくちゃいけないな、、、



とも言ってました。



あれから2年以上の月日が流れました。



彼が今どのような生活を送ってるのかは、

知りません。


元々、

事業を成功させるくらいのエネルギーと

能力がある人です。


いい方向に進んでると思いたいですね。



恨みや被害者意識に囚われて、

自分の心身が回復するならいいけど、

ネガティブな思考は必ず心身に悪影響です。


それに、

仮に主治医が、

私が悪かった。

あなたは薬害被害者です。

すみませんでした。


土下座しても、

自分の心身は変わりません。

その時

気持ちが多少スッキリするくらいでしょう。




なによりも、

わたしは自分のためもありますが、


家族のためにネガティブな恨みや怒りを捨てました。


母親がネガティブな気持ちに囚われてたら、

子供は不幸です。

家庭も暗くなります。


身体も辛くて辛くて寝込む日々も多くありましたが、

子供にはなるべく訴えないようにしてました。


さらっと

お母さん体調不良だから、

自分達でご飯食べてね。


くらいで。



日本の昔の物語では、


親が自身の恨みを子供に託して、

子供に敵討ちさせるような話もあります。


大体が、

敵討ちを果たしても、

その子供も不幸に終わります。


人を呪わば穴二つ。


ということを、

昔の人は教えてくれてるのだと思います。


もちろん、

犯罪などは別ですけどね。


それこそ司法に任せるしかないです。




ところで、

その診断書はかなりの力をもつものなのでしょうか?


私も、

主治医に頼んで書いてもらっておけば

よかったのかしら?!




ピークは過ぎましたが、

まだまだ薔薇が綺麗に咲いてます!



バレリーナ!




遅咲きのバレリーナも満開!




今年はクレマチスもよく咲いてます。