ちょうど1年前の2月

私は

初めてカウンセリングなるものを
受けました。

通院していた
総合病院の精神科病棟で
受けれるカウンセリングでした。

断薬した後、
薬剤治療にはもう見切りをつけた私は、
カウンセリングを申し込んでいました。

予約待ちがけっこう長く、
申し込んでいたことを忘れてた頃に、
カウンセリング受けれますが、
どうしますか?

主治医から聞かれたのです。


精神科に出入りしてるカウンセラー
なのに、

カウンセラーは効果ありますか?
との
質問に、

主治医の精神科医の答えは
歯切れの悪いものでした。

「まぁ夢のようなものではありませんよ。
カウンセリングで全て解決することはない、
まぁ受けてみたら?」

みたいな返事でした。


当時
私は不眠チャットグループなるものに
参加してました。

そこで
仲良くなった女性は
頻繁にカウンセリングに通っていて、
カウンセリングが自分にとっては
とても役立つと言ってました。

そんなこともあり、
少しカウンセリングに興味はありました。

予約していたカウンセリングに
現れたカウンセラーは

とても
若いお兄さんでした。

年齢的には20代後半か30代前半
だったかもしれませんが、

私的には20前半の息子よりも
若々しく感じました。

まぁ
息子が老け顔なのかもしれません。


まだ
あどけなく若いお兄ちゃんにしか
見えないカウンセラーさん。

型通りにに
質問に答えていったり、
いろんな問診票みたいなものに
記入させられました。

私の問診票を読んで
カウンセラーのお兄さんは

転勤転校が多かったんですね、
辛い経験もされたことでしょう
それが何か心の傷になってるのかもしれませんね

と 
言われました。

わたしは
確かに転勤転校が多かったのは辛かったけど、
そんなことで、

こころ病んだりしません。


答えてしまいました。



私の父親は、
その当時はいがちな猛烈サラリーマン。
土日も仕事のことも珍しくなく、
しかも 
私が中学生からはずっと単身赴任で、
私は父親と暮らした記憶があまりありません。 


カウンセラーさんは
父親不在がなにかの原因かもしれないと 
言いました。

私は
私の世代の父親は、
そんな人多かったですし、
別にたいして私のメンタルに
そのことが悪影響を与えたとは
思えません。


答えてしまいました。

あきらかに 
若いカウンセラーのお兄さんは
焦り始めました。

そして、
何か悩みなどないですか?
と 
優しく聞いてくれました。


私はその時、 
自分が情けなくなりした。

自分の息子ほどの若い男の子に
カウンセリングしてもらうほど、
自分は弱りきってるのか?

たいして人生経験もない
息子ほどのお兄さんにカウンセリングしてもらうような自分は情けない人間なのか?


思ってしまいました(笑)

そして
こう思いました。

自分で自分をカウンセリングすればいいと。



そのお兄さんはまだ
新米カウンセラーなのでしょう。
大きな総合病院の精神科に出入りして
勉強中だったと思います。

立派なカウンセラーさんに
なって欲しいですね。

ただ
わたしには不必要だと思いました。

薬物治療も不必要!
カウンセリングも不必要!



心の底から思えた私は、

何かが吹っ切れたような
清々しい気持ちになりました。

ちなみに
不眠チャットで仲良くなった女性が
言ってたセリフに印象深い言葉があります。

カウンセラーさんは
頭に白いものが混じってるカウンセラーさんがいいよ


と。

要は
もう白髪が生えてるような人生経験豊かな人に、
相談するのがいいということでしょう。

私達は、
昔は
教師や
お寺のお坊さん
人生の先輩に

悩める時、色々相談してきたわけです。

そういう
何か心が洗われるようなアドバイスや
お話をしてくれる人生の先輩が
身近にいるのが理想なのでしょう。


私も
半世紀以上生きてきて、
自分が相談して導いてもらう立場に
いつまでもいることが、
情けなくなってきました。

できるなら、
相談され頼られる側になりたいものです。



SNSの世界では、

自分より年上の人達が
自分の未熟さを堂々と自慢してるかのような

人達すらたくさんいました。

なんか
違うよなぁ、、

とは思ってました。



話は元に戻りますが、

カウンセラー
心理士

私、
少し過去に興味があったんです。

すこーしだけ勉強したことあります。

初めて
カウンセリング受けたわけですが

その若いお兄さんカウンセラーさん。

本当に
テキスト通りで、
言うことも読めてしまいました。

なんか
笑えました。


そもそも

息子ほどの若いお兄さんに
カウンセリングしてもらうって
滑稽ですよね。

向こうだって親ほどの年齢の患者さん、

嫌でしょうね。



その部屋には

箱庭療法なるセットも置かれてました。

もし
このままカウンセリング続けたら、
今度は
あれで箱庭作らされるのか?


思ってしまいました。

カウンセリングは
一応その場で次の予約と言われたので、
その場で
お兄さんに
いや、もう次は不要です。

とは言えず

予約を入れて帰ってきました。


翌日電話で丁寧にお断りしました。


精神病も
統合失調症や双極性障害1型など、
医師でもなかなか治せない
難治性な病気もあるのでしょうが、

私が経験した
うつ病
双極性障害2型

(こんな病気は存在しないと私は思ってますが)



薬で治るような代物でなく、
自分で自分を治す状態だった
と、

私は
私の中で結論づけてます。

他人のことは知りません。

ただ
これだけはハッキリ言えます。

私が断薬しないで
まだ 
向精神薬を飲んでいたら、

私は間違いなく

今も、

うつ病患者状態だったでしょう。





 洋画などで、
よく応接間のような部屋で
ソファーに座りながら受けるカウンセリング。

ああいうのに、
少し憧れてました。

オーストラリア在住の外国人と結婚した
大学時代の友人。

夫婦間でトラブルや喧嘩があると、
すぐに夫婦カウンセリングに連れて行かれると
言ってました。

仕事で疲れてその気になれないだけなのに、
セックスレスだと夫が騒いで、
カウンセリングに連れて行かれる。

たまんないわ

嘆いてました(笑)




 必ず新聞読んでると邪魔しに来ます。