過去記事(2020年9月)の再投稿です。

過去記事をテーマわけして少しずつ整理してます。



向精神薬を減薬断薬する過程において、

SNSなど体験記や手記を読むと、


離脱症状を

根性・忍耐などで我慢して

乗り越えることは良しとされてない

印象を受けました。


私も別に根性論者ではありません。



すぐにこんなの無理!って

投げ出すことは多々あります。



ただ私の場合の

多剤大量処方からの減薬断薬

限っていうと、


成し遂げることができた最大の原因は

根性忍耐あるのみでした。


逆に

多剤大量の向精神薬を断薬するのに、

根性忍耐なくして出来た人いるのでしょうか?

いたら羨ましいです。



現在も、

まだ続く不眠や身体の痺れに

根性と忍耐で耐えてます。


不眠に耐える、

もう忍耐あるのみです。


(現在は痺れてますがマシにはなりました。

不眠も4時間半ほど寝れるようになりました)



もちろん

離脱症状急性期に比べたら

現在の忍耐なんて忍耐とは言えませんが。



寝れなくても、

途中覚醒しても

普通に起きれてるので超楽です。


急性期は

途中覚醒して

大汗、動悸、体に電流が流れるような感覚。

ひどい時は発作。

悪夢で飛び起きてました。

とにかく夜中が拷問状態でした。




根性で耐え忍んで離脱症状を乗り切る、

ってのは

良くないやめ方でスマートでないみたいです



確かに

ベンゾ数種類だけなら、

そんな辛い減薬断薬する必要ないと思います。



多剤大量処方の減薬断薬の

ケースです。



私は離脱症状で、
気分安定薬の減薬中に自殺衝動が高まり、

実際に危ない行動に出てしまいました。



断薬後に耐えられず、

飲んでしまった

睡眠薬のベンゾで奇異反応が起こり、

これもまた自殺衝動が起こり

色々行動に出てしまいました。



個人的な意見としては

命がけの減薬断薬でした。


でも不思議と怖くありませんでした。


おそらく私は

抗うつ剤のアクチベーションで自殺未遂してますし、

多剤大量処方で廃人みたいになり

精神状態もボロボロになり、

もう死んだほうがいいと思ってたからです。



あの状態のまま生きてくことに、

絶望しかありませんでした。


死んでもいいと思えるなら、

どんな離脱症状も耐えれました。



あのまま、

生きていても

家族のお荷物になると思ってました。



精神科に通院して向精神薬を飲んで治療して、

そのような状況になったことのある人なら、


そんな絶望的な気持ちになることも、

わかってもらえるのではないのでしょうか。


こんな状態のままで生きていても意味がない!

みたいな。



なので極端な表現をすると

私の場合は


このままの状態ならもう死んでるも同然

という状況からの

減薬断薬開始でした。



なので、

生きていくためには、

どんな辛い離脱症状も

根性忍耐で耐えるしかないと思えました


減薬断薬に失敗する。

もしくは断薬しても精神状態が悪いままで

元の状態に戻るなら、

私は消えてしまおうと思ってました。



向精神薬が多すぎて過鎮静になった時は

本当に何も考えられず、

目も虚で

楽しみも希望も感じれず生きる屍みたいでした。



逆に、

そのような状態で生きていくには、

家族に介護してもらわなくてはいけない状況でした。
もしくは精神科病院に入院です。




話は少し変わりますが、

最近は根性論は否定されがちですね。



私も別に根性論好きじゃありませんが、


人生においては、

何度かは根性忍耐努力が必要な時期が

訪れる気がします。


受験、

仕事してく上で大変な時期、

人生のいろんな試練にぶつかった時。


もちろん状況によっては、

逃げることが正解なこともあります。


根性や我慢しないで、

受験も就職も子育ても闘病も

いろんなことも上手く楽に乗り越えれたら

理想ですけど。


私の場合は、

残念ですがそんな楽はできませんでした。

あくまで私の場合ですが、


断薬するにはひたすら根性と忍耐が必要でした。


こんな辛い忍耐を強いられるような

強い薬をたくさん処方したお医者様を少し

恨めしく思ってます。




とりあえず、

私が

五十年近く生きてきた人生の中で

一番辛く一番根性を振り絞った経験でしたので、少し強くなれたような気がします。


多少のことではへこたれないかもしれません。




 


 

 

ちなみに、

本物の天才って

たいして勉強もせずに東大とか合格しちゃうんですよね。


努力して必死で東大合格した人が、

本物の天才にはかなわないと言ってました。

 

わたしも本物の天才だったら、

努力忍耐なしで薬やめれたのでしょうか。
 


追記


努力、頑張ることって、

必ずしも結果を伴いませんが、


ダメでも、

やることをやった後は清々しい気持ちになるものです。


学生時代はスポーツに勉強と頑張りました。

育児も自分なりに頑張り、

子供達も立派に自立したので悔いなしです。


精神医療から抜け出す努力も、

これこそ自分のためには最大の努力でした。


あのままでは寿命も縮めて、

ちっとも楽しくない人生を送ってたでしょう。


いまは、

大した仕事ではないけど、

それでも「ありがとう」と言ってもらえるよう

頑張ってます。


先日も仕事の研修でしたが、

この年で勉強できて嬉しかったです。


子育てが終わったので、

自分の趣味を楽しむ余裕もある。


今の生活はとても充実してます。


趣味でピアノを弾くこともありますが、

弦楽器してみたくて、


ウクレレかヴァイオリンを始めようと思ってます。

無理かなぁ、、、、