depression  うつ病


 

うつ病は辛い。


気持ちが落ち込んで何もやる気力がなくなり、

食欲もなくなる。


全てが停滞してしまったような状態になる。

 


思えば私はメンタルは強くはないのでしょう。


人生の中で何度か「うつ状態」になったことが

あります。


 

最初は大学生になり、

実家を出て一人暮らしを始めた時。


寂しくて少し鬱状態になりました。


でもそのうち友達もでき、

大学生活に慣れ元気になっていきました。


 

社会人になり、

東京で一人暮らしをして働き始めた時も、

寂しくて弱っていきました。


当時の恋人とうまくいかなかった時は、

食欲がなくなりドッと痩せて、

口中に口内炎ができ毎晩悪夢を見たりしてました。


 

長男を出産して生後8ヶ月で外国に住むことに

なりました。


慣れぬ育児で

異国の地でかなり酷い鬱状態になってしまいました。


朝も起きれなくなり週末も寝込んだりしていました。


今の日本なら、

立派な産後鬱という診断が下りて、

抗うつ剤処方されていたと思います。



 

この時は、

完全に元気になるのに数ヶ月かかりました。


でもだんだんと異国の地に慣れ、


逆に楽しくてたまらなくなり、

2年後の帰国の時、

日本に帰るのが嫌なくらいになりました。


第二子も外国で出産しました。


 

帰国して夫は仕事が忙しく、

夜遅くまで帰宅しない、

週末も仕事みたいな状況でした。



幼い子供2人抱えて、

やはり育児ノイローゼっぽくなってしまいました。


この時は、

夫の職場に保育園があり、

週に2日間〜3日間預かってもらいました。


その間

リフレッシュしてどうにか乗り切りました。


そんなうちに、

子供が幼稚園に行くようになると、

1人の時間もできて楽になりました。



 

結局

うつ状態になっても、

その環境に慣れたり、

対処したり、

考え方を変えたりして

自然と乗り越えてきたのです。


 

なのに、

アラフィフで

落ち込むことが続いて、

うつ状態になってしまい、

心療内科に行ってしまいました。

(正確には夫に連れて行かれたのですが)

 


薬物治療を始めたら、

ウツはどんどん酷くなって

しまいました。


 

人生で経験したことがないような

泥沼のような鬱状態になりました。


 

抗うつ剤を飲んでだ時は、

なんだかもう

死にたくて死にたくて仕方がなくなりました。



性格も変わってしまい、

感情的になり、

すごくネガティブになり、

家族の発言に対して

すごく歪んだ捉え方をするようになってました。



本気で、

家族のために私なんていない方がいいと思っていました。



「私が死んでいなくなった方が、家族のためだ」


こんな感じのことをよく言って、

皆を困らせていました。



夫ともすぐに言い合いみたいになり、

持っていた物を床に投げつけたりするようにもなりました。


 

夫は

私のことを、

「攻撃的になった」

表現するようになりました。

 


感情的になり、

よく家を飛び出して、

死場所を求めて彷徨い歩きました。



立体駐車場の屋上には何度も行き、

飛び降りようと思いましたが、

結局、怖くてできませんでした。

 

首も何度も紐で締めたりしましたが、

苦しくて死ぬまではできませんでした。



 

高速の高架道にも行き、

ここから飛び降りたら

私はグチャグチャになって死ぬのか。。


なんて考えながら眺めてたりしてました。


 

「死ななければならない」


みたいな衝動にかられるようになってました。

 


当時はわかりませんでしたが、


その後にわかりました。


抗うつ剤SSRIの影響だということが。

 


アメリカではSSRIで

自殺者が相次いで

大問題になったことも知りました。


日本でも、

ちゃんと

薬の添付書に、

自殺の危険性が表記されてることも知りました。

 


私はどうにか自死することなく、

今生きてるけど、


ちょっとした差で亡くなっていても不思議はありません。


実際、

どれだけの人が向精神薬で自死してるのでしょう。


 

自死遺族の会の情報では、

7〜8割の人が精神科通院していて

向精神薬を飲んでいたそうです。


飛び降り自殺に至っては100%に近いようです。


 

でも、

ほとんどの人は

薬の影響で自死したとは思われません。


うつ病で自死したということになります。

 

私もそうなっていたら、

家族は

うつ病が悪化して自殺してしまったと

思ったことでしょう。


 

私の場合は


断言できます。

 

抗うつ薬SSRIで自殺衝動が起きたと、、、

 

何故なら、

抗うつ薬を抜いたら、

そんな衝動す〜っと消えてしまったのですから。


 

病的なまでに張り付いていた

希死念慮、自殺衝動は見事になくなりました

(その数年後、減薬断薬の段階で希死念慮は出てきましたが、発作的に短時間でした)

 

結局、

双極性障害2型と診断が変わっても

ウツ状態はず〜っと治りませんでした。


それどころか、

定期的に強烈な激鬱に襲われました。

 

よく、

昼間なのにカーテンを閉め切った真っ暗な部屋で鬱々してました。


もうスーパー根暗女でした。


 

断薬しなければ、

今もウツと仲良しなままだったことでしょう。


きっと生きてる限りず〜っとウツだったと思います。

 

私の場合は、

病院に行き薬物療法することにより

鬱はこじれて悪化しただけでした。

 


病院になど行かず、

ウツになった時は、

もう開き直って

半年くらい休んで家にこもって

鬱々してれば良かったと思います。


実際人類700万年の歴史の中、

向精神薬が登場してまだ70年程。


人類は薬など飲まずにウツと付き合ってきたわけです。



鬱々してるのがそのうち嫌になり、

きっと立ち上がり行動に出たと思います。



実際に過去はそんなことを何回も経験していたのですから。

 

そろそろ社会復帰に向けて外に出て行こうと思い、

今月からフラワーアレンジメントを習うことにしました。

ひとりで知らない人達の中に出ていく。

知らない人達と会話をする。 

そんなことから始めます。



薬を飲んでいた時、

離脱症状が酷かった時は

不安がものすごく強くて

1人で外出することが出来ませんでした。



来年には仕事をしたいです。


昨年1月頃は、

主治医に精神障害者手帳2級取れるよ、

言われてたような私でも、

断薬してここまで回復できました。