知らず知らずのうちに

正論を吐いている時だけが

強気でいられた

 

 

 

 

 

 

 

態度で 声色で 顔つきで 体全体で

 

 

 

 

私は正しい 間違えてない

という空気感を纏って相手に裁きを下した

 

 

 

 

 

 

そんなときの自分にもまったく気づいてない

 

 

 

 

 

 

 

それなのに自分に

正論を言ってのける人が大嫌いで 笑

 

 

 

 

 

自分の身内にそんな人が

いたからでもあるけど

 

 

 

 

本来 傷つきやすい私は

相手が言ったほんの些細なことでも

ズシンと重く私に乗っかってきて

 

 

 

 

 

 

間違いを執拗に指摘するような人からは

逃げるか もう必死の全身ガードで無視をした

自分のキズを増やさぬように

 

 

 

 

 

 

思えば 正論を持ち出して 

堂々と意見を話しているとき

 

 

 

 

 

 

相手に明らかに非があると思っているとき

自分のほうが立場が上だと思っているとき

正論をいう大義名分があるとき

 

 

 

 

 

が前提にあった 

 

 

 

 

 

そうなのだ 

自分が間違っているのを知っている

相手に物言うのも度がすぎると

相手の棘になって抜けないほどに

傷つけてしまうものだったのだ

 

 

 

 

 

 

自分が間違えていることは

わかっても認めたくない

でも言いかえす言葉も見当たらない

 

 

 

 

 

 

そんな時 人は無口になる

 

 

 

 

 

しっかし心は

暴風雨警報

 

 

 

 

 

そんなとき 自分が間違っているかどうか

などということは吹き飛んでいたりする 笑 

 

 

 

 

 

 

暴風雨のなか どんな心を持つのかは

 

 

 

 

 

暴風雨が

自分にどんな風に吹いているのか

どんな雨が自分を惨めに叩いているのか

それによるのだろう

 

 

 

 

 

 

 

こんなことが

執拗にして されている ことが

おきていないかどうかにもよるかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

自分の正論は相手の正論でもないこともある 

その場合は口喧嘩に発展することがある

 

 

 

 

 

 

 

そこまでできる相手は

身近な人の場合が多いかな

 

 

 

 

 

 

その人こそ

本来ならば助け合う相手

本来ならば自分の人生の時間を共に過ごしていく相手

だったりするから始末が悪い笑い泣き

 

 

 

 

 

 

そこで勝負にせず

関係を優先しておく選択をするなら

 

 

 

 

 

 

相手のプライドを

自分の正論で傷つけすぎずにおきたいものだ

 

 

 

 

 

 

いくら口喧嘩に勝ったとしても

それは勝ったことにはならないから

 

 

 

 

 

 

相手の心にモヤモヤを残さずにおきたいものだ

遺恨を残して いつか仕返しされないためにも 笑

 

 

 

 

 

 

私は正しすぎる必要もない

悪すぎる必要もない

 

 

 

 

 

もっと 力を抜いていこう

 

 

 

 

 

悪い関係のひとつとは

 

 

 

 

自分の正しさを押し付け

相手を追い詰め

お互いの嫌がる急所つつきあう

もの

 

 

 

 

 

かもしれない

 

 

 

 

 

 

 

たとえ 本当に相手が間違えていたとしても

 

 

 

 

 

 

相手には相手の理由が存在していること

 

 

 

 

 

を思い出して 

そっと相手を逃してあげることも

自分のために必要なのかもしれない

 

 

 

 

 

 

私は正しすぎなくていいのだ