働く②働き始める日が近づくにつれて、胸の中が忙しい。 不安と期待が、まるで洗濯機の中みたいにぐるぐる回っている。 「ちゃんとできるかな」 「また社会に戻れるかな」 そんな弱気な声が聞こえる一方で、 「いや、ここまで来たじゃない」 「10年のワンオペを乗り越えたんだから大丈夫」 と、もう一人の私が背中を押してくる。 どっちの声も本当で、どっちの私も私である。 だから、揺れながら進むことにした。 揺れているからこそ、私は今、生きている。