さて、前回の記事からだいぶ時間が空いてしまいましたが、
歌を上手くなるためには毎日の練習が大事です。
忙しくて練習できない時も、10分でもいいので発声練習しておくことが望ましいです。
さて、これから応用編へと移って行きたいのですが、
その前にひとつ。
歌が上手くなりたかったら声量のUPは絶対条件です。
声量があるだけで上手く聴こえるものです。
そして、人間 100%の力を出そうと頑張ると、アンコントローラブル(制御不能)になります。
100の声量の人が100で歌うといっぱいいっぱいでミスも多くなりますが、
200の声量の人が100で歌うのは50%の力しか必要としません。
人間の行動だけでなく、この世の物理的な制御は、
ある程度の余裕があった方が制御しやすいのです。
歌も同じです、100%の力で歌うと音声も響きもミスしやすくなりますが、
80%の声量で歌うと音程も響きもイメージも伝えたい気持ちも安定します。
ゴルフのスイングが良い例です。
どんなに上手いプロ選手でも、フルパワーで満振りしたら、思った所にボールは飛んでいきません。
80%で振ればコントロールは俄然しやすくなります。
しかし、ゴルフは飛距離を出さなければ不利になるスポーツ。
オンコントロール内で飛距離を出せるように、
練習によってコントロールできるパワー率を100%へ近づける練習をするのです。
それによって素人は80%の力でないとコントロールできないものが、
プロは95%の力でもコントロールできるように脳神経を構築していくのです。
ゆえに、歌が上手くなるためには声量の向上は非常に効果的です。
毎日、遠くに向かって「おーーーーーい」しましょう。