春を感じる瞬間は? 春を感じる瞬間は?

先日銀座の割烹料亭で、「つくし」をいただきました。

春なんだなぁ~音符

子供の頃、代々木公園に隣接するオリンピックセンターに、桜の季節になるとつくし採りと桜のスケッチに行っていました。
ちゃんと門衛さんのいる敷地内でしたが、当時そこにはガールスカウトの日本連盟事務局があり、役員の皆さまをよく存じ上げていたので、中に入れていただいて、なので安全で、一人で走り回っていましたニコニコ音符

お家に持ち帰ったつくしを、母がいつも佃煮にしていました。
ほろ苦い大人の味だけど、自分で採ってきたからか、あれは食べてましたね。

久しぶりのつくし...

もっちりとした胡麻豆腐の上に茹でて置いて、杏がかけてありました。
苦味が抜かれていたのが、ちょっともの足りなかったかなショック!

もうひとつは、菜の花とのごま和え。カラスミが添えてありました。

つくしのこういういただき方は初めてです音符

春を感じるお料理に欠かせないのが、ふきのとうの天ぷら。

春の食材には苦味があるものが多いでしょう!?
あれは、冬の間に体内に蓄えた脂肪を排除するためだそうです。
苦味は、毒消しなんですって。


私たち日本人は、食材から春を感じられる豊かな国に住んでいるんですね。

欧米では、日本よりも気温が低く、太陽のない長い冬の終わりを、復活祭(イースター)で感じます。
イースターの前の40日。「四旬節」を迎えると、復活祭の訪れを心待にするのは、寒い寒い、長い長い冬が終わり、春が訪れるのを待つ気持ちから。「復活」とは、主イエス・キリストの復活であり、生命の息吹を感じる復活でもあるんです。
ヨーロッパの春はイースターと共に訪れ、復活祭を迎えると途端に花々が咲き、動物の赤ちゃんが誕生します。

信仰で春を感じるヨーロッパも、日本の春も、

自然の恵みと共に春を感じているような気がします。