会ってきました...旧友と。
彼女は私の親友の一人だった女性で、
学生時代、仲の良かった仲間の一人です。
多くのことを語らい、多くの時間を一緒に過ごしました。
彼女は2年前、癌を患っていました。
今は完治して、転移もありませんが、いつまた再発するかわかりません。彼女もそれは覚悟していました。
 
彼女にはとても透明感があり、余計なものを削ぎ落としたようなナチュラルさは、向かい合ってすぐ傍にいるにも関わらず、彼女を遠くに感じてしまい、今目の前にいるのに、まるで存在しないかのようにも感じて、彼女が本当には病魔から開放されていないことを感じないではいられませんでした。
彼女を私たちの元に帰してくれたのは、友人の真心でしたが、そもそも彼女の為に親身になっていた彼女の祖母の余命が僅かにならなければ・・・ 彼女が大きな病気をしなければ、彼女は友人の年賀状を見ることはなく、私たちが再会できることはなかったでしょう。
彼女からの連絡が永遠になかったとしても、彼女がどこかで元気に活躍していてくれれば、それで構いませんでした。
それを思うと皮肉です。
彼女との再会はあっという間に時間が過ぎ、いくら時間を過ごしても、この十数年の年月を埋めるには充分ではありませんでした。また近々彼女とLunchの約束をして、彼女を見送りました。