「聖書」の中のX'mas ③

  クリスマスはイエス・キリストの生誕日ですが

  どうして12月25日がクリスマスか、知っていますか?





クリスマスが12月25日だということは誰でもが知っていますが、実は『聖書』の中にそういう記載はないんですね。イエス・キリストの生誕日がいつかは、わからないんです。

ではなぜ12月25日が生誕日とされたのでしょうか?


クリスマスの語源は、ラテン語の「クリストゥス・ミサ」の略で、Christ(キリスト)+mas(礼拝)を意味します。

XmasはX(ギリシャ語で「Xristos」の頭文字)+mas(礼拝)。

Xristos(クリストス)は「油を注がれた者」という意味で、「救世主」「キリスト」を意味します。

クリスマスの由来には諸説ありますが、当時のローマでは、太陽神(ミトラ)を崇拝する異教が大きな力を持ち、12月25日を太陽神を祭る祝祭日としていました。古代ローマで冬至の日に行われていた「太陽神の誕生祭」や「農耕神への収穫祭」が、後にイエス・キリストの生誕祭と結びつき、初代キリスト教の指導者達が、異教徒との対立や摩擦を生むことなく異教徒にキリスト教を受け入れてもらうために、12月25日をクリスマスとしました。