何故私たち皆が、自分たち共同社会の出来事として、この人々の不在をもっと強く意識し続けることが出来なかったかとの思いを消すことができません...
これは皇后美智子様が、平成14年のお誕生日会見の中で、その前月帰国した「北朝鮮拉致被害者」のことを受けてのコメントです。このお言葉を伺って、私たちがこの出来事をもっと早く意識して、解決に向けて取り組むことが出来なかったかを認識させられました。
『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』というドキュメンタリー映画が11月25日から全国で公開されます。昨日試写会があったようで、TVでその一部の様子が放送されていましたが、ドキュメンタリーの一部として、1979年に「小川宏ショー」に出演している横田早紀江さんの映像がありました。
1979年...そんな頃からTVで訴えてらしたんですね。
全く知りませんでした。
長い道のりだったんですね・・・
この非情な事件については語ろうにも、言葉がありません。ただ、こんなに長く必死に我が子を取り戻そうと頑張っているご両親がいるのに、何のお手伝いもできないことが、とても悲しく、とても辛く感じます。
私の母は、最近早紀江さんの眼鏡が大きく感じるようになったと言います。どうかお元気な間にめぐみさんを抱きしめさせてあげたい。一人残らず拉致された被害者たちが、愛する家族の元に帰れるようにしてあげて頂きたい。
この映画、『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』、是非見たいと思いますし、多くの方が見て、被害者のご家族の気持ちを少しでも共感して、これが私たち日本の中で起こった、私たちの仲間の出来事であることを、よく認識して頂けたらと思います。
『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』の情報は、こちらから引き出せます⇒ http://www.megumiyokota.com/