今年も「ピンクリボン キャンペーン」が行われています。





これは、胸元にピンクのリボンを着けることにより、乳がんに対する認識を促進し、自己確認と定期健診の大切さをアピールし、周囲の人々に乳がんに対する認識を即すことを目的としています。


8人に一人の女性が乳がんを発症するようになった80年代のアメリカで、市民運動も盛んになり、それに触発されて1993年、自身も乳がん経験のある、アメリカの化粧品会社エスティー・ローダー社の社長夫人であり、副社長だったエブリン・ローダーが、『乳がん研究基金』(Breast Cancer Research Foundation)を立ち上げ、世界的にキャンペーンを広げてきました。





このページでは私もキャンペーンに習って、ページをピンクに染めてみました。



日本でも、30人に一人が乳がんになると言われています。私の祖母も乳がんで亡くなりました。

乳がんは身体の表面に出来、自己認識できる数少ないがんの一つです。祖母は、まだがんが怖い病気と思われていた時代に、自身の異変に気付き、宣告を受ける恐怖から病院へ行かず、ようやく家族が気付いて無理矢理病院に行ったときには、もう手の施しようがなかったそうです。


現在、がんは昔に比べて随分治療できるようになった病気です。中でも発見し易い乳がんの場合、早期発見・早期治療ができれば、95%が治癒するといわれています。意識と勇気があれば多くの生命を救うことができるので、アメリカでは乳がん月間としている10月の始まりのこの日を、世界的にピンク色に染め、胸元にピンクのリボンを着けて、啓発運動を行っています。



認知を目的とした活動の一つとして、「グローバル ランドマーク イルミネーション」を行い、世界40カ国以上の都市のランドマークにある建造物をピンクにライトアップして、キャンペーンのアピールも行っています。

日本では今日、東京タワーがピンク色に染っています。

生憎と今日は雨空で上手に写真を撮れなかったので、以前の写真の中から探してみました。





ピンクのイルミネーションには、「乳がんの正しい知識と早期発見の大切さ」を世界中の女性たちに広くアピールするという意味が託されています。
今日は生憎の雨ではありますが、日本の秋の夜空に美しく輝く、ピンクの東京タワーこそ、日本の女性たちへの、愛と勇気のメッセージなのです。



私も乳がんに対する意識は低いのですが、「乳がん自己検診」の仕方を紹介したサイトが用意されていますので、ご紹介します。⇒http://www.esteelauder.co.jp/bca/bca_selfexam_0904.tmpl