(「僕はクサいの大好きなんだけどなあ」とビーグル犬まろさんオス9歳)

 

 「神奈川県警察から委託を受けた」と名乗るところから電話がかかってきました。

 「1分だけよろしいですか?」と言うので「はい」としばらく電話を聞いていました。この頃、地域で特殊詐欺等の電話がかかってきて特殊詐欺がおこなわれる危険性があるので、その防止のためだということで、一応、「オレオレ詐欺防止とか、家に金があると言うと強盗にくるとか、まともなことを言っているな」という感想を持ちながら、聞いていました。最後に、最初はよく聞き取れなかった「どこから」というのを確認すると、「特殊詐欺等被害防止コールセンターの○○です」と名乗りました。結局、1分よりは長かったと思いますが。

 

 それで、その「特殊詐欺等被害防止コールセンター」は本当に存在する組織なのか、「○○の方から来ました」の類の詐欺のウソ電話の可能性もあるのではないか、との疑いをぬぐえなかったものですから、さっそく、ネットで検索してみたら、ちゃんとありました。

特殊詐欺等被害防止コールセンター/神奈川県警察 (pref.kanagawa.jp)

 そのページの中にはご丁寧にも「コールセンターをかたった電話に注意!!」と書いてあったのですが、私が受けた電話の内容はその中に書いてある詐欺電話の手口や話題とは全く違ったので(詐欺は個人情報を訊きだしてくるとか、キャッシュカード等の暗証番号を確認してくるとか、お金を要求するとか...)、私が受けた電話は、まともな正しい方の「特殊詐欺等被害防止コールセンター」の方だったことが確認できました。

 

 調べてみると、今年の3月から4月以降、続々とそのコールセンターの体制強化に関しての報道がなされていました。

 

 しかし、なんだか物騒な世の中になりつつあるものだなと思います。

 

 電話のみならず、杜撰(ずさん)な詐欺メールも色々なものをかたってきます。面白いのでかたってくる送信元(つまり、詐欺師がなりすましている組織・企業等)と、そのメールの標題を少し紹介します。

 

1.Amazon.co.jp:【重要なお知らせ】お客様の支払い方法が承認されません

2.Amazon.co.jp:【緊急】Amazon注文を出荷できません

 注文してないのにそうしたメールが来るのだから詐欺に決まっています。

 Amazonのなりすましが流行っているのか、Amazonには他にも色々なパターンのなりすましメールがあります。

 

3.ETC利用照会サービス:【重要なお知らせ】解約予告のお知らせ

 解約されたことがありません。

 

4.東京電力エナジーパートナー:【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです

 未払いの電気料金などありません。送信元もわけの分からないところです。

 

5.国税庁:税署からのお知らせ【宛名の登録確認および秘密の質問等の登録に関するお知らせ】

 税務署でもなく「税署」とは何か?中国からの詐欺でしょうか?そもそもが、「宛名の登録」とか、「秘密の質問」とか全く心当たりありません。

 

6.イオン株式会社:【イオンカード】決済完了のお知らせ

 そもそもイオンカードを持っていません。他にも私が持っていない「○○カード」をかたるものが多くありますが、そもそもそのカードを持っていないのに「決済」とはなんだろう?杜撰すぎます。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる式、でしょうかね。

 

7.メルカリ:【重要なお知らせ】メルカリ事務局からのお知らせご利用確認のお願い

 そもそも私はメルカリを使ったことがないのです。

 

 この他にも色々な詐欺メールもあるようなのですが、関係ないものは関係ないし、関係ありそうなところでも送信元を確認できるものだと送信元がバカみたいな怪しさだし、「なんだかなあ...」と思います。

 どうしても心配なら、メールのリンクではなく、おおもとの「正しい」ところのWebページをを開いてさかのぼって確認するのが良いですが(たとえばAmazonのWebページを開いて自分のアカウントで自分の注文状況を確認するとかですね)、そもそもが「関係ない」から詐欺と分かるのでわざわざ確認に及んだことはありません。

 少し前に、「有名人なりすまし投資詐欺」のニュースがありましたが、あれもなんだか「有名人と言うだけでその分野でド素人でも信用して自分の大切な金を出そうとする人がいるんだな」と不思議に思いました。