(「クサいかクサくないか、僕は臭いをかげばわかります」とビーグル犬まろさんオス9歳)
東京都の小池百合子知事の学歴詐称疑惑が再燃しているようです。
「学歴なんてどうでもいい、ちゃんと政治をしてくれれば」という方もいるかと思いますが、普通に会社とかだったらクビになってもおかしくないのではないかなと思います。
真実は本人のみぞ知る、なのか「カイロ大学まで行って確認してくれば一目瞭然」なのか知りませんが、気になることが幾つもあります。
まず、この話、選挙があるたびに繰り返されること。「疑惑が正しいかどうか」というのが重要点ではあるけれども、騒ぐタイミングが選挙の近く。そういうタイミングでしか取り扱われない見過ごされるようなことなのか、選挙を妨害しようとするものなのか、分かりませんが。
次に、以前は「カイロ大学主席卒業」と言っていて、「主席」というのが一つの大きな売りだったのがいつの間にか「主席」が取れて、「卒業している/いない」というところに話が移行しているように感じます。そもそも大学を「主席」で卒業とか他の方々の場合もよく言われるのですが、大学で各々が違うものを違う先生から学んでいながら、どうやって席次をつけるのか、平均スコアで比較しているにしても基準が同じわけでも無しって思うのです。大学卒業時に「あなたは成績が何番目」とか言われたこともないですし、何をもって「主席」なんだろう?「主席」はいつもウソ臭い。
で、その「主席」がいつの間にかなくなってるのが変な気がします。
「大学卒業したとカイロ大学から声明」というのも、2020年だったか発表されたのですが、「一卒業生のために声明文を出すかね」って気がしたものでした。というか、よく卒業してない人に対して、その人の社会的地位が高ければ大学が「名誉博士号」とか出すなんてのも時折聞く話なんで、東京都の都知事なら相手にとって不足はない訳で、これもその類、余興の学位なんだろうか?って思いました。
今回、以前の側近の人が「告発」みたいなことをされていて、それが「別れた元側近」というのが諸刃の剣で、
「元側近だから、告白として記事になったようなことまでちゃんと経験したので自信があるのだろう」
という受け取り方と
「元側近で、『元』だから穏やかならぬ状況で別れた可能性もあって、だからそれなりに恨みがあって『この際、100%の確信がなくてもバラす』という可能性もある」
という受け取り方と、二つあるように思えるのです。
前回、「卒業証書を公表した」とされていたのだけれども、今ひとつそれが信憑性をもって受け取られなかったから、また「学歴詐称疑惑」が再燃するのであって、こうなったら、「卒業証書」とされるものも、「同じ年に同じ学部を卒業した人の卒業証書」と全く同じ書式で書かれているか、全く同じ紙質に全く同じインク全く同じ書体で書かれているか、比較して見せれば一目瞭然なのではないかなと思うのです。ついでに「主席」と言っていた根拠も。
卒業証書の紙がそれなりに半世紀くらい以前の紙で、インクもそれくらい古いというのも一つの決め手のような気がします。どうやるのかは思いつきませんが。
学歴詐称って、選挙で当選しても詐称が明らかになれば公職選挙法違反に問われたり失職したりするものですから、「仕事をちゃんとしてくれればいいです」なんてものでもなく、はっきりさせてもらいたいものです。
特に小池さんの場合は「女性首相に」なんて話もあったとかいうらしいですから、それがいつまでも「詐称ではないか」は通らない。
4年前、「カイロ大から声明文を出してもらえばいい」で三日後に「声明」が出た、それに対して「声明は大学当局が意思をもって出されたと認識している」と小池さんが言われるのも、依頼しないとそんな声明が勝手に出てくることはないから、どんな依頼だったんだろうとか、いつまでも疑惑が晴れないのだと思うのです。なんだかスッキリしないですね。そもそも「火のないところに煙は立たない」というけど、なんで煙が出たのかちゃんと説明しないと。