(「僕はお薬も餌と一緒にかまわず食べてしまうので、ご主人様は楽だと言います」と食欲旺盛なビーグル犬まろさんオス9歳)

 

 この頃は小林製薬の紅麹で健康被害が起き死者も5人出た、青カビから発生する「プベルル酸」という有害物質がその原因ではないかと絞り込まれ、今後、国の協力を受けながら詳しく調査するという発表がなされています。亡くなった方々、入院されている方々には「まさか」と思うような原因で、大変お気の毒ですが、我が家もサプリメントみたいなものは飲んでいないとは言わないので他人事ではありません。

 

 今回の健康被害の原因はそもそもが「機能性表示サプリメント」、「悪玉」コレステロールを減らすとかそういったサプリメントだったようなのです。サプリメントというと、ガチの製薬会社というより食品みたいな感じと思うので、小林製薬は「製薬」というけれど本当に「製薬会社」なのか、と調べてみたらやっぱり違いました。処方箋が必要な「医療用医薬品」は作っていないそうなのです。

 医療用医薬品だと、武田製薬、第一三共、中外製薬、MSD、アストラゼネカ、小野薬品工業、大塚製薬などが国内ではランキング上位のようです。大塚製薬はポカリスエットの会社として有名ですが、癌や腎臓や神経などのところで医療用医薬品を出しているそうなのです。

 

 小林製薬はサプリメントとか市販薬とかが主戦場の会社のようです。同族会社。そこが上に挙げたガチの製薬会社と決定的に違う。どっちが上か下かということではなくドメインが違う。

 で、小林製薬の製品でどんなものがあるのか、お世話になってきたか或いは目に触れてきたか調べてみました。「これも、小林製薬だったのか」というのがたくさんありました。

 

*アンメルツ

*熱さまシート

*ブルーレット

*命の母

*ナイシトール

*オドイーター

*やわらか歯間ブラシ

*キムコ

*サワデー

*トイレその後に

 

 他にもいろいろな方が色々な面でお世話になっていると思いますが、いままでこんな製品が使った使わないにかかわらず印象に残ってきました。

 

 アンメルツは、もう半世紀以上前になってしまいましたが私が中学校に入ってテニス部に入部し毎日、腕立て伏せだ背筋運動だ空気椅子だとかやって、毎日が筋肉痛でしたが、そんな筋肉痛の日々を少しでも和らげようと結構、使っていた記憶があります。この製品、最初はまっすぐな容器だったのが「ヨコヨコ」で使いやすくなりました。私のイメージだと、「小林製薬」は「アンメルツの会社」でした、ずっと。

 熱さまシートは、風邪やインフルエンザとかコロナのワクチンとかで熱が出たときにほぼ必ず使います。乾いて効力がなくなってくると替え時ですが、替えたときのヒヤッとした感触が嬉しい。

 ブルーレットはほぼ使ったことがないのですが、トイレの流し水に入れとくと汚れが付きにくいだかなんだかってやつだったと思います。CMで見て良さそうとは思ったのでした。

 命の母は、女性用なので私は男なので勿論使いませんが、そのネーミングが印象的なのです。

 ナイシトールも使ったことはないのですが「肪をとる」だから「ナイシトール」なのかというネーミングに気が付いて面白いなと思いました。市販薬ってカタカナだから外国語なのかと思っていたら日本語そのものだったりして、気が付くと面白いのです。

 オドイーターは靴の中に入れて足の蒸れた臭いをとるという製品ですが、何十年か前に使っていたことはありました。直ぐにやめちゃいましたが。あれって、会社の飲み会で座敷に上がって飲むなんてときには靴を脱ぐわけで、脱いだ後にオドイーターとかが中敷きとしてあったらなんとなくカッコ悪いなと思ったので。

 やわらか歯間ブラシは四半期に一度、歯のクリーニングに行く歯医者で毎度「歯間ブラシを使って」と勧められるし、歯間ブラシを使わないと「歯石が溜まってます」とか言われるので仕方なくやっていて、糸ようじや針金が芯になってる奴とか試してみたらこれが一番歯茎が傷つかないかなと思いました。

 キムコは、今使ってるわけではないのですが、そもそも冷蔵庫に臭いを吸収するものを使ってはいないのですが、子どもの頃に見たCMがとても印象的でした。

 サワデーは「トイレにサワデー爽やかサワデー」というCMの歌が今も直ぐに思い出せるほどに印象的でした。でもトイレに消臭剤は使ったことがありません。消臭剤の臭いがするのもなんか嫌なので。

 トイレその後には、実はスキーの思い出と深く結びついています。妻がお茶の水女子大の出身で大学の志賀高原体育運動場(寮)が卒業生も安価に使えるという訳で長年お世話になりました。その寮は残念なことになくなってしまいましたが。このトイレその後には、そこのトイレ、食堂のすぐそばのトイレに常備されていたものでした。多くの人が使うのでさすがに前の人の臭いが残ってはいけないという訳でしょう。随分、重宝させてもらいました。

 

 そんな割と緩い...というよりは一般消費財に近いような分野で印象的だったものがサプリメントの分野で随分なミソをつけてしまったと思いますが、なんとかして国の協力でもなんでもいいですから原因を究明して二度とこんなことが起きないようにしてほしいものです。「国の協力を得る」とかしないと自前で究明できるような技術的裏付けがないのかなと勘繰ってしまうのですが、少なくとも「役に立つ」製品は出してきたと思うので、とにかくこの緊急事態をうまく収めて欲しいものです。