(城ヶ島の公園で幸せそうな表情のビーグル犬まろさんオス9歳)

 

 ビーグル犬まろさんはどうも旅行好きなようです。家にいる時のお散歩は勿論大好きなのですが、それでもなにやら「自分の生活圏に異常が無いかパトロールしている」という意味合いが強いのか、必ずしもにこやかな表情とばかり言えず、どちらかと言うと「求道者」、臭いの道を究める犬みたいな感じです。何かというとクンクン匂いをかいでなにやら興味をそそられているらしい。

 でも、せっかくだから愛犬が「パトロール」を離れて単純にお散歩を楽しんでいる姿も見たい。そこで、城ヶ島の中で犬連れで宿泊できるカーロ・リゾート城ヶ島遊ヶ崎BASEさん(カーロ・リゾート 城ヶ島遊ヶ崎BASE (caro-foresta.com))にまたまた宿泊して城ヶ島の公園を中心にして散策してきました。

 

 前回から3ヵ月ぶりの訪問ということになります。

 三度目のカーロ・リゾート城ヶ島遊ヶ崎BASE 落ち着かない中での癒しのとき | marosanloverのブログ (ameblo.jp)

 

 今回も昼過ぎに宿に到着してから、徒歩で城ヶ島公園へ。その前に、途中にあるShima Cafe MAKANAさんへ。ここは第二駐車場の隣にあってお宿からの通り道でもあり、場所もちょうど良いのです。今回は「三崎ホンマグロのポキプレート」とハワイのビールを頼みました。まろさんに気を取られて写真を撮るのを忘れましたが、ポキプレートの方は、まず三浦の野菜がとても美味でした。塩とオリーブオイルをかけただけ、だそうだったのですが、信じられないくらいに美味。野菜が力強い。ポキも同様で、そもそもポキというものを食べたことが無かったのですが、まぐろとアボカドの相性っていうのはこんなに良いものなんだと見直しました。

 

 そこで腹ごしらえをしてから、歩行者用の道を城ヶ島公園へとどんどん登っていきます。驚いたのはいつもはなかった駐車場待ちの自動車の列ができていたことです。季節と天気が良いと城ヶ島公園がこんなに人気スポットだったとは。

 ぽかぽかと日差しが暖かく、風もそんなに出ていませんでしたので、ビーグル犬まろさんも、冒頭の写真の通りの笑顔です。やはり、来てよかったと思いました。島にいる間中、まろさんは笑顔でした。

 

 公園を縦横無尽に歩き回り、安房埼灯台の広場から降りて岩場のある方まで急な階段をどんどん下りて、連れていかれました。まろさん、旅行に行ったときはいつものことながらとても元気です。まろ軍曹のブートキャンプの様相を帯びています。探求心が旺盛になるのか新しいところを開拓したいのか。

 帰りも、行きに来たのとは別の新たなコースをズンズンと我々を引っ張っていきます。どこに行ってしまうのだろうと不安になり始めた頃、道が下っていきなんと島の中のメインストリートへと接続したのでした。そこから宿へは一直線。チェックインを済ませて部屋に入って、夕食までまったり過ごすうちに。まろさんも妻も寝息を立て始めました。私も。

 

<夕食>

先付 刺身盛り合わせ

 まずは刺身の盛り合わせ。まぐろと鱸(すずき)、安定の美味しさでした。酒は、まずは白ワインがボトルで用意できないということで、とりあえずデキャンタで頼みました。

 刺身の盛り合わせを食べているうちに、追加で注文した「まごちの刺身」が来ました。これは、なかなか他のところで見たことがないので妻が気に入っていて、ここに来ると注文するのです。

まごちの刺身

 この歯ごたえは確かにクセになるおいしさです。ポン酢でいただきます。薬味がまたいい味を出しているのです。

 

前菜 蓮根と大根のサラダ

 いつもは蓮根でなくてゴボウというパターンだったのですが今回は蓮根、これもなかなかで、油で揚げてあるそのカリカリ感が大変美味です。かけてあるドレッシングも間違いないベストフィット。

 

揚物 鰺フライ

 今回のフライは鰺で、そのままなにもつけなくても鰺の身がふっくらとしておいしく、大根おろしと柚子胡椒をつけてもおいしいと思いました。

 

台物 鰤のしゃぶしゃぶ

 白ワインのデキャンタだけでは物足りない気がしたので、冷酒を1合頼みました。

 台物として、鰤(ぶり)のしゃぶしゃぶが出ました。しゃぶしゃぶの鍋は途中で火が消えたのでつけ直して、温かくなったところで野菜や鰤を湯がいて食べます。この鰤は鮮度が良いのか全く臭みがなく、半生の状態でいただくのがおいしかったです。

 

食事 本日の握り 六貫

留椀 あら汁

 日本酒1合の追加でもやはり物足りなく、もう一合頼みました。しかし段々酔いが回ってきます。

 寿司は、左から大トロ、赤身、こち、かんぱち、イシモチ、ヅケ。この中ではイシモチの少し硬めの食感も新鮮な感じがしました。あまり味わったことがない食感という意味で。毎度同じ六貫ですが、毎度メンバー交代するのです。大トロは安定の美味しさでした。

 あら汁は「あら」とは言いながら身がたくさん入っていました。魚から良い出汁がでている味です。

 

食後 苺パフェ

 上の層は苺とブルーベリーとクリーム、下の方にアイスクリームと、フレークのような感触のものがありました。食事と酒で大分腹が満たされてきた身には、小さめのデザートがちょうどよい。フルーツが新鮮でおいしく、酒で熱くなっている口をアイスクリームが冷やします。

 

 心地良い酔いを感じながら部屋に帰って、留守番していたまろさんをケージから解き放ちます。いつの間にかわれわれ人間たちも酔いでなおさら睡魔に襲われるので寝落ちしてしまい、しばらくはまろさんはフリーな状態でおかれます。もちろん、粗相はしていなかったのですが、夜中にそのままフリーになっているのに気が付いてから、粗相をしないようにまたケージに入ってもらいました。ケージに入れて暗くして直ぐに犬用トイレで用を足す音がしました。

 

<朝食>

 これも毎度安定のいつもながらの朝食です。前日の酔いからの回復に優しい味がします。

 

 今回は、いつも気になっていた「白秋記念館」にも行ってきました。こちら側が碑で、向こうに見える建物が白秋記念館、その向こうがいつものお宿です。

 

 記念館には白秋関係の資料があったりして、時間があればじっくりと見てみたいなあと思いました。

 この記念館の資料をよく見てみて、カーロ・リゾート城ヶ島遊ヶ崎BASEに泊まって以来の誤解に気が付きました。

 私たちは、この「遊ヶ崎BASE」という名称は、「なにやら楽しそうな旅館ですよ、ワンコと一緒ですよ、色々と遊べる場所なんですよ」ということを表して「遊ヶ崎(あそびがさき)」なんだと思い込んでいました。それが!なんと違ったのでした。「遊ヶ崎」というのはそういう意味は何もなく、単純にカーロ・リゾート城ヶ島遊ヶ崎BASEが建っている、そこに存在している場所のことだったのです。つまり遊ヶ崎(あそびがさき)という地名。おやおや。しかし幾つになっても新しい「発見」は...というかアホな勘違いだったのですが...あるものだと思うのでした。ちょっと恥ずかしい勘違いですが。

 

 ビーグル犬まろさんも大満足な(と思います。あの晴れ晴れした表情!)、人間もいつものように満足な今回の旅でした。