(「やったふりしてるだけの人って結構多いんじゃないですかねえ。」とビーグル犬まろさんオス9歳)

 

 ある事情があって、銀行口座に振り込んでくれている人(Aさん)に連絡を取る必要が生じました。それで、銀行(B銀行としておきます)には「その人の連絡先を教えてください。」と依頼したらば、その銀行(B銀行)の本社から連絡がくる、と言われて待っていました。「振り込んでいる相手Aさんの連絡先を教えるのは、その相手Aさんが連絡先を教えて良いと許可を与えてからになります」とのことでした。

 もう一週間たってもB銀行からちっとも音沙汰ないので、再び連絡しました。

 そこで判明した事情としては、「相手の方Aさんが振り込みの際に使う銀行(C銀行)に問い合わせているけれども、相手の方の許可の確認がとれていない」とのことでした。

 さらに今度は本社から電話が直ぐに来て、「相手の方の銀行(C銀行)からは、『問い合わせたが、まだAさんに連絡がついていない』との連絡を受けたので...」と言われたのですが、それでAさんに連絡がつかないから諦めてくれということらしいのでした。

 

 しかし、こちらとしてはAさんに連絡の必要があるから問い合わせているのであって、「Aさんに連絡がつかないから諦めてくれ」では済まないのです。

 だいたい、相手の銀行(C銀行)は自分たちの業務時間中に1度、電話をかけてみてつながらないから「連絡がつかない」と言っているだけのような気がします。そもそもが相手の方は昼間に勤務をしている方なら、昼間に自宅の固定電話に銀行から電話をかけてもつながる訳がないのです。Aさんが体調不良で休んでいるとかの事情がなければその時間には不在なのですから。

 個人情報保護法で連絡先を教えることができません、ということが事情としてあるのであろうことは容易に想像がつくのですが、「電話をかけてみました」、「ハイ繋がりませんでした」、「だから必要な連絡がつかないという状態です」、といってそのまま問われるまで放置しておく、元々の必要としている人に何の連絡もなくなしのつぶてというのは、非常に無責任な気がしました。であれば、そのC銀行は意思確認をすべき人Aさんに郵便で書面でも出すなりして、連絡先開示の意向を訊くなりなんなりすれば良いのだけれど、そんなこともしている様子はありません。

 B銀行には「またC銀行に照会をかけてください、発破かけてください」と依頼しました。

 

 単純な事務連絡すらまともに取れない、その能力もないし意欲も業務に対する誠実さもない、マニュアルに従った業務しかできない、マニュアルになければお手上げというかちょっとやってうまくいかなかったら無視、放置、それで預金者には自分の預金でもATMで引き出すと金利よりよっぽど高い手数料をとる銀行、銀行はいつからこうなのか昔からなのか、よくわからないのですが、劣化したのか威張っているのか、少なくともそういう銀行の精神では日本が経済的に伸びなかったのは当たり前のような気がします。銀行もなにやら支店統合とか激しいようですし、結局はそういう商売をしてきた末路なのかなと思えてしまいます。銀行が潰れちゃ困りますけどね。

 

 「個人情報保護法」なんて言ってるけど、成人式の近い年頃の娘達にはどこから情報を得るのか知らないけど着物のダイレクトメールが頻繁に届く、塾だの予備校だののダイレクトメールも頻繁に届く。情報は漏れているのに野放しで、重要で必要なことには頑として意地悪するって...まあ結果的に、ではあってもなんだかおかしいなと思うのです。