(「僕も年取ったけど、老け込んでる場合じゃない」とうそぶくビーグル犬まろさんオス9歳)

 

 ムロツヨシさんと平手友梨奈さんの、フジテレビのドラマ「うちの弁護士は手がかかる」というのを見ておりました。昨日、最終回を迎えたのですがなかなか面白かったです。ストーリーの面白さは勿論、ときどき意外なところで小ネタをぶっこんできたりというのも良かったです。

 そのドラマ、主題歌の選曲が洒落てて、ローリング・ストーンズの新しいアルバム「Hackney Diamonds」からの一曲、「Angry」なのです。

 Hackney Diamondsというのは、分かり難くて「Hackney」は英語の辞書を引くと「使い古された」なので「使い古されたダイヤモンド」って何だ?っていうことなのですが、裏の意味があるそうなのです。

 ローリング・ストーンズは元々はロンドンのバンドで、ハックニーという場所で車のフロントガラスが割られ、窃盗が起きる。Hackney Diamondsというのは、その粉々になったフロントガラスの意味だそうで。

 

 で、ドラマの主題歌となった「Angry」。

 「Don't get angry with me (俺を怒らないでくれよ)」で始まる歌がカッコ良くて、当たり前っちゃ当たり前すぎるけど、まさにローリング・ストーンズの聞きなれたサウンドそのもの。カッケー!

 私、最初ドラマでこの曲が流れたときに、この歌って昔のストーンズの曲でも使ってるのかなと思ったのです。でもまさかの新曲。2023年のニューアルバムからの新曲。

 ミック・ジャガーは1943年生まれなので、この曲を録音したときって80歳か79歳かそんなものでしょう。その声が、全く老け込んでいないのです。

 調べてみるとミックはなにやらもの凄く健康に気を遣って健康オタクになっているとのことで、それゆえのあの若々しい声なのでしょう。いやはや驚きました。

 妻もドラマを見ていて、同じようにローリング・ストーンズも知っているので、よく言うのがローリング・ストーンズはいかにもワル風なイメージで売ったけど実はミック・ジャガーなんかエスタブリッシュメントの教養人の大金持ちということです。まあ、世の中そんなものでしょう。

 それはともかく、あれを見ていて「人間、まだ元気でいようと思えば元気になってしまうものなのかな」ということです。私より十幾つか年上であの元気さは凄い。私もピンピンコロリではないけど、死ぬまであんな具合に元気でいたい

 

 ところで、この頃思うのが、年寄り世代って割と演歌を好まれる方々が多いような気がします。うちの親も、少し前までは「最近出た演歌」みたいな曲を聞いていました。NHK紅白歌合戦も必ず演歌歌手の枠が幾つもあります。年寄りは割と「うなる」ような曲が好きそう。とすると私もそのうちそうなるのだろうか?

 年を取ればそのうち分かる。でも、心が老け込みたくないものです。ストーンズはともかく、この頃は若い頃からずっと聞いてるクラシック音楽の他に結構、EDM(Electronic Dance Music)とかしっくりくる気がするのは、せめてもの老いへの抵抗なのか若い頃からの洋楽好きの継続なのか、さてどっちなんだろう。