(海で喜ぶビーグル犬まろさんオス8歳)

 

 金土日の2泊3日、三浦半島の城ヶ島のカーロ・リゾート城ヶ島遊ヶ崎BASEに行って、我が家のビーグル犬まろさんオス8歳との濃厚な時間を過ごしてきました。

カーロ・リゾート 城ヶ島遊ヶ崎BASE (caro-foresta.com)

 

 この宿泊施設は、犬を連れて同じ部屋で一緒に過ごすことができるのです。ワンコ好きには天国、かもしれません。

 長女が大学受験に受かってほっとして、しかし子供たちはもはや旅行に誘っても一緒には行かないというお年頃で、ビーグル犬まろさんと一緒の旅に出ることにしたのでした。同居している高齢の親たちは不潔にしていて清潔にしてくれと言っても突っぱねるばかりで、この頃は私も顔をしかめ眉根を寄せる表情が多くなってきたので、その毒消しも兼ねて...というかそっちの方も大きな要素だったりして出かけたのでした。「臭いからの逃走*」...家を出て帰るまでの丸二日間は悪臭を嗅がなくて済むのです、万歳。

*エーリッヒ・フロムの著書とは関係ありません。

 

 生憎(あいにく)の天気で、宿泊の一日目と三日目の朝は降らなかったけれど、宿泊の二日目はずっと雨が降っていて、昼食以外、どこにも出かける気になりませんでした。しかしビーグル犬まろさんにとっては、同じ部屋の空間でご主人様たちがいるその同じ床で自分もリラックスして横になることもできることが嬉しいのです。好きなように動き回れる室内ドッグラン状態ということがいつもとは違うので、とても嬉はしゃいでいました。まろさんの、そんな笑顔を見るためだけでも、天気が多少悪くて観光地に行けなくても、それでも旅行をする価値があるというものです。

 

(平べったくなってリラックスするビーグル犬まろさんオス8歳)

 

 一日目はまだ雨が降っていなかったこともあり、この施設に併設されている小さなドッグランにも行ってみました。少々狭かったものの、これで花でも咲いたりすればより気持ちの良い空間になるのだろうな、という感じでした。しばらくドッグランにいたのですが、クンクンと臭いを嗅ぐばかりで「ラン」しなかったので、他の犬が来たときに早々に譲ってしまいました。まろさんは、本当に匂い嗅ぎ行動が大好きで困ったものです。

 ドッグランといえば、そう言えばこの宿泊施設は城ヶ島と三浦半島を結ぶ城ヶ島大橋の城ヶ島側の根っこの辺りにあって、リードを放すわけにはいかないものの、その橋の下の空間は道路が傘みたいな役割をするので、雨でもある程度は濡れるのを防ぐことができる犬の遊び場みたいに思えます。地面はいずれにしても濡れているのですが雨の直撃はある程度防げるのです。

 この橋の下の空間と隣接しているのが白秋碑苑の散歩道で、少し短いのですが犬のお散歩もできます。カーロ・リゾート城ヶ島遊ヶ崎BASEの隣が白秋記念館になっています。中に入ることはありませんでしたが。

 白秋碑苑の散歩道を海のほうに歩くと有名な「城ヶ島の雨」という歌の歌碑が砂浜に建っています。この歌碑、2001年宇宙の旅のモノリスを思い出します。城ヶ島大橋の巨大な橋桁も近くに建っているので、なんとなくシュールな感じはそこからも来ているのかもしれません。ところで、この海に出ると、昨年に宿泊した三崎の貸別荘が見えるのでなんとなく懐かしい気がします。

 海の方から三崎側をもっと眺めていたかったのですが、まろさんは海よりも林、それよりもお部屋のが好きみたいで、とっとと帰ってしまいました。

 

 部屋に入ったまろさんは、ご主人様たちが部屋の中で動くと、ちょこまかとしっぽを振りながら嬉しそうにそれについていって、また動くとついていく、その繰り返しでした。ご主人様たちがベッドの上でうとうとしていると床でリラックスしてはべっているとか、お座りして撫でて、とおねだりしたり、人間の方もそのまろさんの可愛い姿に癒されどおしでした。まろさん、どこを触ってもちっとも怒ることなく吠えもしないので、犬と一緒にいるというよりもなんだか幼児と一緒にいるような感じです。後ろから背中を触ると直ぐにお座りをして、可愛い顔でこちらを振り向きます。

 最初の日は平日の金曜日の夜で私たちとあと一組だけでしたので、なおさらリラックスしたのですが、もう一組のワンちゃんは大柄でドスのきいた番犬向きの性格なのか私がその部屋の前を通るたびに、ドアが閉まっていてもワンワン!と大声で吠えたてるので、そのたびにびっくりしていました。ああいうのはなんとなく苦手です。

 

 食事等については明日に書きます。