(「実は私は注目を集めがちな犬、ではあります」とビーグル犬まろさんオス8歳)

 

 「壁に耳あり障子に目あり」と言います。隠し事をしようとしてもどこかで誰かが見ていたり聞いていたりしているか分かりませんよ、秘密は漏れやすいから注意しなさいってことです。

 「秘密」というのでもないし、やましいことも全くないのですが、びっくりしたことがありました。

 

 少し前に、民生委員の方AさんBさんが訪ねてきて、地域の委員のBさんへの引継ぎ挨拶と同居の高齢の両親の状態確認をされていきました。それ自体はびっくりでもないのですが、びっくりしたのはその後です。

 数日後にビーグル犬まろさんと朝の散歩をしているときにたまたまBさんにお会いして、声がけをしていただいたのですが、その時の最後に言われた言葉が「えーっ?」とびっくりするようなものだったのです。

 

 家から箱根に行くに70-80kmの道のりです。結構遠いです。

 少なくとも妻もまろさんも昨年に箱根に行ったのは8月5日、6日の1泊2日で「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠」に泊ったときだけでした。

東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠(1) ビーグル犬まろさんの幸せ編 | marosanloverのブログ (ameblo.jp)

東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠(2) おいしい食事編 | marosanloverのブログ (ameblo.jp)

 つまり、箱根に行くのは結構珍しいのです。

 ところが、なんとBさん、別れ際にこう言ったのでした。

 「朝早くドライブして仙石原にいったときに、コンビニの前で見ましたよ」と。

 「私たち夫婦と、この犬でしょうか」 

 「そうです。二人で犬の散歩をしていました。」

 確かに、朝の散歩でビーグル犬まろさんを連れて、箱根翡翠から少し出かけて星の王子様美術館の前とか、近所のコンビニの前を通りがかったことはよく覚えています。爽やかな朝でした。まろさんは相変わらず新しい見慣れない土地に行くとズンズンと進んで行くのです。ちょうど仙石原のあたりで「近くの神社でクマが発見されている」というニュースを見た後でしたので、クマと鉢合わせしないように道路沿いの道を歩いたのでした。そのときの私たちのまろさんとの散歩の光景が目撃されたというのです。

 ドライブだから、歩く人なんてそんなに気を付けて見ないはず...なのに、我々は偶然散歩中を発見されたのです。こわ!

 

 たまたま、私たち夫婦とまろさんが箱根のその宿にその日に宿泊した

 たまたま、その時間に私たち夫婦とまろさんが散歩した

 たまたま、Bさんが早朝から箱根ドライブをする気になってその道を通った

 たまたま、Bさんが私たち夫婦とまろさんを発見した

 

 そういう偶然が重なって思いもよらず「箱根で見ましたよ、仙石原近くのコンビニの前を歩いていたでしょう」ということになった訳で。なんという偶然。

 別に隠し事があったわけではないですが、数十km離れたところで「見られた」というのは「壁に耳あり障子に目あり。悪いことはできないなあ」と呆然としたのです。いや別に「悪いこと」しようなんて気はないのですが、油断できないなあと。いや別に「油断」していけないこともないのですが。骨休めにいったのだから。それでも「悪いことはできないなあ」と。

 

 以前も、思いもかけず伊豆旅行の最中に偶然会社の人に会ったとか、びっくらぽんな経験はありましたが、「見ましたよ」と言われたらホント、「監視されてる?」みたいな気味悪さも出てきてしまうわけで。いや監視されてるなんて訳もないのですが。

 まろさんは、道を歩いているとしっぽ振り振り、身体をゆすって軽快に歩くので何かと目立つので、人は思わずそっちの方を見てしまうようです。だから、たまたまそこを歩いている時間と自動車が通り過ぎればまず確実にまろさんを見る、のかもしれないのですが、それでも偶然が重なりすぎ、びっくりした出来事でした。びっくりだけれども面白い。