(「時代は変わり、自衛隊の印象も変わる。でも、僕の印象はご主人様一家の中では一貫して『とても良い』です」と語るビーグル犬まろさんオス11歳)
内閣府が発表している「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」で、自衛隊に対する印象という項目を見てみたら、驚きました。
なんと自衛隊の印象が「良い」と回答した人は「良い印象」と「どちらかと言えば良い印象」を合わせて93.7%だったそうなのです。
(自衛隊・防衛問題に関する世論調査(令和7年11月調査) | 世論調査 | 内閣府)
私の子供の頃、昭和42年(1967年)の頃の調査だと、下に示した表と選択肢に違いがあるのだけれども、「良い印象」は「よい印象をもっている」と「悪い印象はもっていない」を合わせて29.3+36.9=66.2%、「悪い印象」は「よい印象はもっていない」と「悪い印象をもっている」を合わせて7.2+1.9=9.1%で、「良い」印象と言うのは多数ではあるものの、そこまで高い割合ではなかったのでした。
(表:昭和42年における自衛隊の印象)
良い=良い印象をもっている+悪い印象はもっていない
悪い=悪い印象をもっている+よい印象はもっていない

注:昭和42年の調査では「良い」と「悪い」にまとめることはしていません。今回、項目に違いがあるけれども比較のためにあえて各々を合算しました。
それで、上とは選択肢が違うけれども、同じ選択肢で今年まで行われたものは2009年からあるようなのでどうなっているかと調べてみたら、以下の表のようになりました。
(表:平成21年~令和8年における自衛隊の印象)
良い=(明確に)良い印象+どちらかと言えば良い印象
悪い=(明確に)悪い印象+どちらかと言えば悪い印象
*調査の中では「良い印象」「どちらかと言えば良い印象」「悪い印象」「どちらかと言うと悪い印象」という選択肢で、「(明確に)」という文言はありません。「(明確に)」という文言は本稿での分かりやすさのために付け加えたものです。
2012年以降は、「良い」がだいたい9割を超えていて、2009年はまだ8割だったことが分かります。「悪い」なんて言ってる人も2009年には14.1%も。
しかし、その次の調査2012年ではその状態が劇的に変わりました。
この間に何があったかと言うと、「東日本大震災」と「尖閣諸島での中国漁船の衝突事件」。
東日本大震災のような大災害が起きたときには、さすがに自衛隊は頼りになる、自衛隊の方々、どうもありがとう、ということだった、それが大きな契機だったのかなと思います。
また、尖閣諸島での事件は、直接の関係省庁は海上保安庁ではあっても、やはり国際的武力衝突の危険性があるときには自衛隊が重要と言うことなのかなと思うのです。
そして今、世界情勢が急速にきな臭くなってきている状況では自衛隊が良い印象なのは、自衛隊が頼りになる存在と認識されていることの反映なのかもしれません。芸人の「やす子」さんが良い印象をもたらした効果もあったりするのかな...とも思いますが。
昭和42年なんて頃はまだまだアメリカが強くて自衛隊なんて必要ないなんて言っていた人も大勢いた記憶があるのですが、さすがにこの頃はそういうのは現実的でない情勢になってきたと思います、それが良いことなのか悪いことなのかは別にして。マスメディアの方々、評論家の方々、いまだになにやら古い世界観を持ち出している方々も結構いたりして、どうなのかなあと思うことがあります。

