(「僕の場合は何の加工も必要ないくらいに可愛い、とご主人様達は常に言ってくれます」と語るビーグル犬まろさんオス11歳)
この頃はどこでもAI流行り、そのために電力需要が大幅に増えるとも言われていて、だからこそ核融合の技術を速く実用化商業化する必要があるなんてことも言われています。
でも、AIというのは、少なくとも現段階でそんなに信用して良いものなのかかなり疑問になるような出来事がありました。
娘の成人の日の写真の前撮りを桜の花の咲く季節におこなって、いよいよ、作成するアルバムに収録する写真を選びましょうとなりました。そこで写真候補がアップロードされているリンクとパスワードを送ってきたので、じっくりと眺めたのでした。
(子どもの成人式の前撮りに鎌倉の建長寺に行ってきました | marosanloverのブログ)
最初に異変に気付いたのは来年の成人の日に出席予定の当の本人でした。写真に違和感があるというのです。お寺で撮影したときに柵のないところに柵があったり、妙に顔が盛られていたり、妙なところにカバンがあったり、あまりにも不自然なんだと。本人は藝大の学生ですからそこらへんの観察力は鋭いのです。で、「これはAIが使われているからそうなっているのだな」ということで、「現在の『アルバムに収蔵する写真候補』となっている写真の、AIで加工されていない素の写真を送ってください」と妻から依頼しました。
そうしたら、今度は肌の凹凸とかほくろとかは残っているものの、片手の指が7本になっている写真とか、人の姿は消えているのに影だけ残っているとか、片腕がないとか、一本の指に爪が二つ付いているとか、やはりオカルト的な写真が「AI加工されていないものです」と示されてきました。あとで確認すると、最初にアップロードされた写真から「人を消すなどの処理をのぞけ」とさらにAIに命令して作られた写真だそうで。
ここに至ってとうとう妻から業者に再び連絡して「本当に加工していないもの」を送ってくれと依頼しました。その業者は「送る」とは言っていましたが、さらに言うには、「そもそも今はマニュアルでレタッチできる人がいない。みんなAIを使っているから人間にはもう技術がない」というのでした。それは本当に本当なら、相当に困った事態。
その業者の話がどこまで信用できるものか...つまり「今は人に技術のない時代」ということですが...分かりません。でも、今現在の「AIブーム」では早晩*、本当にそうなってしまうことでしょう。なんだか、「AI大明神様の言うことはすべて正しい」みたいな雰囲気でビジネスの議事録づくりでも資料作りでも活用されているようですし、学校でもAIの存在を前提としたことが教えられていたりします。
*早晩:中学校の国語の定期試験で「早晩」と言う言葉の意味が分からず「晩のうちの早い時間」と答えたことは痛恨のミスで今でもよく覚えています。
でも、危ない。
結局はAIは読みこませるデータでアウトプットが左右されるし、某国による恣意的なデータ選択と学習で某国製AIは某国に都合の良い結果しか返さないという話もあります。
そもそも、たとえば「AIが作成した議事録」というのを正しいのが前提と言うことで使われているビジネスの現場は余りにも危うい。英語の会議でAIはそれを読み込んで日本語に訳して議事録としてまとめる...でも、それをちゃんとチェックする人間、できる人間がちゃんとチェックしないと、会議の出席者の意図と違うことが記録として残ってしまう。そんなくらいなら、人間が最初っから議事録を作成しろと言う話。
写真の世界でおきる「片手が7本指の人間」「影はあるけど人が消されている」「片腕がない」「指一本に爪二つ」みたいな不気味なことと同じようなことが、ビジネスでも学習でも起こり得るというわけです。「オカルト写真」等はAIで簡単にできるみたい。
「AIがあれば省力化できる、人は要らない」というのは極めて危険でしょう。少なくとも、人間の側として「アウトプットのここがおかしい」と正しく全て指摘できるような人になっていないと、「間違ったこと」がこれからの常識になっていってしまう...ヘルプデスクをAIに置き換えることもされているようですが、的外れなことばかりが疑問点の候補とされて、結局、何も解決しない、時間ばかりがかかって助けを求めた人にとっては大きなストレスになる。それは人類が目指した楽園の姿だろうかな?と非常に強く疑いを持つのです。
それでも何の疑問も持たない人は「AIが作ったものなら信用できる。便利便利」と使い、「AIの作るものは信用できない」と言って時間をかけて検証してちゃんとしたものを作る技術を持つ人を「効率が悪い人」として駆逐していく可能性は大いにあり...AI教信者の上役が慎重で正確な部下を「使えない奴、世の中の流れから遅れ過ぎたグズな奴」と扱うとか...もはやそうなると世の中が大混乱していくのではと心配します。
