中・間・地・点。。。櫻井翔さまお誕生日記念♡ 2 。。。
1つ前の続きです。
2.
あの夜。
行きつけのbarで出逢った翔さん。
オレは、
次の日になっても、その次の日になっても、あの時のことを思い返していた。
こんなことは、初めてだ。
「松潤、、、松潤!」
「えっ?な、、な、何?」
「珍しくぼぉ~っとしてるじゃん。
それ、オレの専売特許だと思ってたけど、松潤でもそんなことあんだな」
「大野さん、、、、」
「なんだ?心配ごとか?」
「、、、、違う、、、と、、、思う」
「へぇ、、、、
これは、、、ちょっと珍しすぎて、逆に興味が出てきたわ。
今夜、行くぞ」
会社の先輩の大野さんが、飲む仕草をして、オレを誘った。
「、、、、、はい、、」
「んふふ、、、なんか、松潤がかわえぇ、、
今夜がめっちゃ楽しみになってきた」
「もう、、、大野さん、、、やめて、、、」
「ふふ、、、じゃ、今夜、、な」
オレに書類を渡すと大野さんは自分のデスクに戻って行った。
オレは、、、何を大野さんに話すんだろう?
気になる人が出来た、、、と?
でも、
それは、男性で、しかも一度会ったきりの人。
そんなことを言ったら、いくら温厚な大野さんでも、、、やっぱ、、引くよなぁ、、。
「はぁ、、、、、」
オレは、あの日から吐くようなったため息を吐き出していた。
それでも、仕事を済ませると、大野さんと連れだって、いつもよりはちょっと高級な焼き鳥屋へやって来た。
「ここなら、半個室だし、話しもしやすいだろ?」
「、、、、うん、、」
「で?松潤のそのため息の原因は?なに?」
頼んだビールが来るのも待たずに、大野さんが畳みかけてくる。
こんなこと、初めてだ。
「大野さん、いつもより生き生きとしてません?」
「おっ、分かるか?
そりゃ、天下の松潤がため息ついてるなんて、オレじゃなくても気になるだろ?」
「、、、、、天下の松潤って、なんすか?」
「天下をとったような顔してる松潤ってこと」
「、、、そんな説明いらない、、」
「おまえが話せっつたんだろ?」
「、、そうだけど、、、」
「もう、こんな話しはいいから。
次!
ため息の正体を言え!」
、、、大野さんって、こんなに話す人だったっけ?
興味津々です。ってのを隠そうともしない大野さんの眼を見て、、、もうひとつため息を吐くと、、
「、、、忘れられない、、人に、、、出逢ったんです」
「忘れられない?ひと?
どこで?いつ?」
「えっと、、、、」
オレは、あの日のことを大野さんに話した。
「ふぅ~ん、、、そういうことかぁ、、」
「大野さん、、、これって、、、どういうことだと思います?
なんで、、、忘れられないんだろう、、、」
「そんなん簡単じゃん。
松潤が、その人に惚れたってことだよ」
「惚れたぁ!オレがっ!翔さんに!??」
「それしかないだろ?」
「だっっっって!翔さん、男ですよ!」
「そんなん関係ないんじゃない?
好きになっちまったもんは、男も女も関係ねぇ」
やっと来たビールをぐぅ~~っと飲みながら大野さんは言い切った。
「、、、、、マジ、、か、、、」
、、、オレ、、。
翔さんに、、、惚れたの?、、かな、、、?
やっぱり、自分のことが分かんない、、、。
☆☆continue☆☆