相葉くん!相葉ちゃん!雅紀!まぁくん!まぁ!
誕生日おめでとう🎉🎊🎂
なんて呼ばれることが多いのかな?
やっぱ、相葉くんかな?
私も、その時々によって、呼び方が変わってしまうけど、やっぱり相葉くんが多いかも。
(心の中では、まさき。。一択ですけどね)
今日は、そんな私の最愛の推し。
最高のアイドル。
相葉雅紀の誕生日!💚🍀
おめでとう!
いつも生まれてきてくれて、ありがとう!
↑ちょっと違う?🤭
今……
一年前には思いもよらなかったコトが、彼らの、そして、私たちの身におきています。
何度、考えても。
どうして?何故?
としか、思えない。
そんな日々の中、、、
こうして、年末の、、、クリスマスイブに誕生日を迎えるあなた。
どうか、
今日も明日も明後日も、ずっとずっと、、
笑顔で、、心からの笑顔が、
あなたの元にありますように。
それでは、、、
お話しをひとつ
偉大なる書き手さまたちも、既に書いていらっしゃる楽曲ですけど、最近、また、聴き直してみると、やっぱ、そうだよねぇ、、。
って、思ってさ
では、、、、
どなた様も、、、メリークリスマス
MERRY CHRISTMAS for YOU
「ねぇねぇ、おーちゃん、、、この曲って題名なんだっけ?
良い曲だよねぇ、、」
「おぅ、ほんと、、いい曲だ。
オレも大好きだ」
「、、、、、、で?
曲名、、何か知ってンの?」
「、、それは、、、ほれ、、あれだ、、」
「あれって?」
「えっと、、、、」
年末も近い居酒屋。
しかも、今夜は、クリスマスイブ。
お客さんなんて、そんなにいないだろ。と、高をくくって来たんだけど。
何故か、駅前の居酒屋は、そんなオレたちと同じような男たちで溢れていた。
流石に、女の子たちだけのグループはいないけど、どのテーブルもクリスマスとは関係ない料理が並んでる。
ただ、、、クリスマスソングが遠くに微かに聞こえてるのと、申し訳程度に飾られたクリスマスツリーが、それらしさを伝えていた。
オレとおーちゃんが、一番に約束した居酒屋に着いて、ちょっと先に始めちゃったのは、それは、、、もう、、仕方ないよね。
居酒屋でビール頼まないなんて、無理だもん。
とりあえず、ビールだよ。
で、、冒頭の会話に戻るんだけど。
他の3人を待ちながら、遠慮がちに飲んでたオレらの耳に。
クリスマスソングの合間に聞こえた曲は、アイドルグループの曲だってのは、分かるんだけど、曲名が、、、分かんなくて。
おーちゃんも曲を知ってはいるみたいだけど、曲名は、、この人もオレとおんなじで分かんないみたい。
そんなオレらの背後から、ガシッと肩を掴んできた男。
「ねぇ?お二人さん。
それ、本気で言ってる?」
現れたのは、濃い眉とばしばしの睫毛を持つ男だ。
「まつゆん、、、」
「、、、潤、、、」
「あのさぁ、この曲、昔、カラオケで何度も唄ったじゃん。
大学生時代にさぁ」
「うん、、、だから、大好きな曲だって言ってんじゃん」
「その大好きな曲の曲名をお二人さんは、覚えてないと?」
「覚えてないんじゃないって。
思い出せないんだよ」
そう言うオレに、、、また、背後から、、
「相葉さん、そういうのを屁理屈っていうんですよ」
「にのちゃん!」
「にのぉ~~~」
ぽやぽやの眉毛と榛色した瞳のにの。
その後ろから、笑いながら近づいてきたのは、、、
「よっ!大野さん、雅紀、お待たせ、、」
「翔ちゃん!」
「翔く~~ん」
パリッとしたスーツを着た翔ちゃんだ。
「相変わらず、二人はにのと潤に叱られてるんだな」
「翔さん、人聞きの悪いこと言わないでよ。
オレたちは、別にこの人たちを叱ってるわけじゃないよ」
「そうだよ、翔ちゃん。
オレは、相葉さんに、ちゃんとした大人としての態度を教えてるだけで、、」
歳下の二人が、訴えるのを笑いながらも、、
「変わんねぇなぁ、、」と翔ちゃんが眼を細めた。
「もう!そんなことはいいからさ。
早く座ってよ。
みんな、最初はビールでいい?頼むよ?
すませ~~ん、生ビール3っつ!あっ、ごめんなさい、5つつ!」
オレは、声を張り上げて、自分たちの追加分もビールを頼んだ。
ビールで乾杯した後は、それぞれの近況や、共通の友だちの話をしたりしてたけど、、、。
やがて、、
周りにいたお客さんが、少しずつ減っていくと、、、。
「あの、、、、すみません。
いつもよりちょっと早いですが、、。
申し訳ないのですが、、、ラストオーダーに、、」
「へっ?もう?」
「すみません。
なんせ、、クリスマスイブなもんで、、。
バイトたちも早く帰りたがってるし、居酒屋でイブってお客さんも少ないもんで、、」
そうか、、、そう言われたらその通りだわ。
「大丈夫です。
すみません。あと一杯だけ、、お願いできますか?」
「はい!よろこんでっ!」
「翔ちゃん、もういいよ。オレ、、、」
「まあまあ、いいからいいから、、」
「お待たせしました、どうぞ、、」
「ありがとうございます。
それでは、、、雅紀。
誕生日おめでとう!」
「あいばさん、おめでとう、、」
「相葉ちゃん、いつも生まれてきてくれて、ありがとう」
「相葉くん、おめでとう、、」
「えっ?ええ、、、
みんな、覚えててくれたの?」
「当たり前じゃん。
それよりも、乾杯しようぜ。
かんぱぁ~~い」
「「「かんぱ~~~~~い」」」
「ありがとぉ~~~」
最後の一杯を飲み干すと、、、
オレたちは、口々に、、「じゃあねぇ、、おやすみ、、」と言いながら、店の前で別れた。
にのちゃんとオレは、帰る方向が同じだったから、どちらも話す言葉も少なく、、、ゆっくりと、クリスマスイルミネーションで賑わう街を歩いてた。
ねぇ、、、にの。
オレさぁ、、、。
オレ、、、。
と、、思った時。
何か、白いモノが眼の前を横切った。
「あっ、、、雪、、だ」
「ほんとだ。
寒いと思ったら、やっぱ降ってきた、、、」
「ねぇ、、にの。
オレ、、、」
「あいばさん、、、オレ、、、」
「えっ?何?」
「いや、、、あいばさんこそ、何?」
「えっと、、、にのから、、言ってみて、、」
「、、、うん、、、
あの、これ、、、誕生日プレゼント、、、」
「えっ!いいの!嬉しい、、、」
「そんな大したものじゃないけど、、、」
「ううん、ありがとう、、嬉しい、、。
じゃあ、、、オレからも、、。
メリークリスマス、、にの」
「はっ?オレに?」
「うん、首元があったかいと、いいかな。って思って、、」
オレが差し出した袋から、にのが取り出したのは、真っ白いマフラーだった。
「ふふ、、、巻いてやる」
「、、、、、うん、、」
白いマフラーに包まれたにのの顔が、次第に赤く染まっていく。
「あいばさん、、、ありがと、、」
「ふふふ、、、。
にのちゃん、、顔、赤いよ。
なんか、ケーキの上のイチゴみたいだ」
「、、、、うるせぇ、、、」
「ふふふ、、、、」
「んふふふ、、、、」
「にのちゃん、、、オレ、、さ。。」
「いいから、、、早く抱き締めろよ、、、」
「えっ?
、、、うん、、、そうする!
にのちゃん、、、好きです」
「おせぇんだよ、、おまえは、、」
「ふふ、、、ごめんね」
「オレは、、いつも、、、いつだって、おまえの笑顔だけ、、を、、見てたんだからさ、、」
にのに抱きついたオレの腰に、、、
やっと、、にのの腕が、、回って。
そこだけ、誰からも見えないような、忘れ去られたような。
賑やかな街の片隅で、
オレたちは、、初めての、
キスをした。
☆☆おしまい☆☆
~~~ふたりの、、始まりの、、時~~~
MERRY CHRISTMAS!
、、、、、、ありがとうございました。
読んでいただけたことが、、、嬉しいです。
まろさち