Hot Stuff。。。7

 

 

 

 

 

 

 

「報告が遅くなったのは、本当にごめん。

 だけど、、潤は、きっと、、2人の役に立つよ」

 

「それは、これからの潤くんを見てからです。

 それで?潤くんは、今夜のオレたちの仕事を見てどう思った?

 イヤになったんじゃない?」

 

「二宮さん、、、それは、ないな。

 お二人の仕事は、司法で裁けないヤツを究極まで追い詰めて、改心させてるだけだ。

 その仕事のどこが、ダメなの?」

 

「潤、、、、」

 

「翔さんは、元締めとして、その情報を得てくるんだけど、それも、容易いことじゃないでしょ?

 直接に取り引きしてるってことは、一番危険性が伴うよね。

 そんな苦労をひとりで背負ってる翔さんを手伝いたい」

 

潤くんがきっぱりと言い切った。

 

 

 

「そう、、、潤くんがそう思ってるなら、、、それでいいんじゃない?

 オレは、まだ、きみのことの100分の1も知らない。

 でも、、、翔ちゃんが見初めて、この人なら、と話しをしたでしょ?

 前もって相談してくれなかったことは、怒ってるけど、、、。

 もう、それはいいや」

 

「、、、、相葉さん、、」

 

「ね?にのちゃんもオレと同じでしょ?

 にのちゃんだって翔ちゃんのことを信頼してなきゃ、こんな仕事の手伝いなんてしないもん」

 

「そりゃ、、、そうだけど、、」

 

「これからの潤くんのことを見せてもらうよ。

 翔ちゃんの言ったとおり、どれだけ役に立つのか見せてもらう」

 

「わかった、、、、相葉さんがそういうなら、、、」

 

 

 

 

 

こうして、潤くんは、オレたちの仲間になった。

 

 

翔ちゃんは、明らかにホッとした顔をしてるし、おーちゃんは、菩薩みたいな顔で笑ってるだけだけど。

 

 

最初っからわかってた。

翔ちゃんとおーちゃんが、、、認めたってことは、、そういうこと。

 

絶対、潤くんは、、信用できるヤツだってことだ。

 

 

 

「こんな遅くになっちゃったけど、飲んでく?」

 

「翔ちゃん、明日休みなの?」

 

「あぁ、表の仕事は休みだ。

 相葉くんたちは?」

 

「オレもにのちゃんも休み。

 だから、今夜のウラの仕事も引き受けたんだし、、、」

 

「そうだったわ」

 

「翔さん、オレ、なんかツマミ作るわ。

 確か、、、いい肉を冷蔵庫に入れておいたはずなんだけど、、、」

 

 

潤くんがキッチンへと入って行った。

 

 

「何?一緒に住んでるの?」

 

「いや、、、まだだけど、、。

 オレ、料理がからっしきなんで、潤がいつも作ってくれてて、、」

 

「「へぇ~~~」」

 

にやにや笑うオレたちに、珍しく、翔ちゃんが照れた顔をみせた。