大野智さま、誕生日おめでとうございます
今、、、どうしてますか?
全力で休んでますか?
、、あなたに、、会いたいです。
では、、お誕生日を記念して、、
お話しをひとつ。。。
IF、、、のおーちゃんです。
よろしければ、、どうぞ、、。
「今夜は8時に松にぃの店に集合ね」
「OK」
「了解!」
「承知!」
「、、、悪いな、、みんな」
松潤からのLINEに、みんなの返事が返ってきてる。
今夜は、久しぶりにみんなに会える。
東京に住む皆は、こっちに来て、松にぃの店で飲めるのを楽しみにしてるようだ。
オレの誕生日だってことを口実にしてるんかもしれん。
そう言ったオレに、松にぃが笑った。
「ははっ、そんなことあるわけない。
4人とも、大野に会いたいんだろうよ」
「そうかなぁ、、。松にぃの料理が楽しみなんじゃないの?」
「まぁ、それもあるとは思うけどな」
「、、、ひどっ、、」
東京から離れたこの街に、翔ちゃん、松潤、にのがいたことが、遠い昔のようだ。
3人が転勤していき寂しくなったけど、オレはここから離れられない。
にののパートナーの相葉ちゃんが、松にぃの店に行きたい行きたいと言い続け、初めてこの店に来た時のことを思い出した。
『すっごい良い店じゃん。おーちゃん』
『おぉ、おまえが相葉ちゃんか?』
『はい、初めまして、かずがお世話になりました』
『はい、お世話しました』
『もう!松にぃ!』
『だって、ほんとのことだろ?なぁ?』
『確かに、、』
翔ちゃんと松潤が、うなずいた。
その間も、相葉ちゃんは、店のお品書きをつぶさにチェックして、『注文いいですか!』と、勝手にオーダーし始めてた。
そんで、その食べっぷりを松にぃが気に入って、”相葉、相葉”とかわいがり始めるなんて、誰が想像しただろう。
、、、、。
いや、、別に、、ヤキモチ妬いてるんじゃないけどさ。
ちょっと、、ちょっとだけ、面白くない。
で、、今夜。
オレの誕生日だってんで、この店に集合してくれる。
松にぃは、朝から仕込みを忙しそうにしてた。
「相葉が好きなもんって何かな?」
「は?オレの誕生日だって!なんで相葉ちゃん?」
「あんなに旨そうに食べてくれるのって、相葉と翔くらいだもん。
で?何が好きかな?」
「知らない、、」
「ふふ、、妬くなって」
「妬いてねぇって」
「じゃ、拗ねんな」
「拗ねてねぇ、、」
「おまえは、分りやすく拗ねるなぁ、、。
昨夜、ちゃんと一番におめでとうって言っただろ?」
、、、、。
まぁ、、そうだけど、、。
「ちゃんと、おまえの釣ってきた魚も煮付けにしたぞ。
これは、にのが好きだからな」
「やっぱ、オレよりにのと相葉ちゃんがいいんだ」
「だとしたら、どうする?」
「は?本気?」
「な訳ないだろ。分れや」
分ってるって。
オレだって、嬉しいんだ。
こんな遠くまで、わざわざ来てくれるんだよ?
あんなに忙しい人たちなのにさ。
「よっし!翔のためには、貝を用意しよう、、。
それと、、潤は、、」
ぶつぶつ言いながら、仕込みを進めてる松にぃに、、、
「オレも、、カレー作る、、」
と言えば、。
「だな。オレもおまえのカレー喰いたい」
松にぃが、、笑ってオレに言った。
オレの誕生日だって、、のに、、な。
時間が経つにつれ、そわそわする心を落ち着けようと、鍋の中をかきまわす。
おいしくなーれ。
らしくもない呪文がこぼれた。
「ふふふ、、、」
「笑うな、、」
「だって、おまえがそんなこと言うなんてな。
良かったな、、智。
本当の友ができたな」
「、、、、うん、、」
陽が暮れて、、もうすぐ。
もうすぐ彼奴らが来てくれる。
喰って、、呑んで、、笑って、、話して、、。
ふふふ、、、。
やっぱり、、楽しみ。
早く、、来て。
待ってるんだからさ、、。
☆☆おしまい☆☆