IF。。。60

 

 


久しぶりなので、前回は↓コチラを。

https://ameblo.jp/marosachi41/entry-12728990188.html


 

 

 

 

 

 

松岡さんの店を出ると、

 

 

「じゃぁな。悪かったな。奢らせて」

 

「ううん、今度は、櫻井さんたちと一緒に、、」

 

「だな、、。」

 

 

大野さんは、そう言うと、また、細い道をひとり歩いて行ってしまった。

 

 

 

 

オレも、駅に戻ると電車に乗り込んだ。

 

 

ふと、電車の中で、スマホを見ると、潤くんから連絡が入ってる。

 

 

”にの、昼ご飯食べた?ちゃんと食べなきゃダメだよ。

 また、うちに遊びに来てね”

 

ふふふ、、潤くん、、過保護。

 

 

”うん、食べたよ。それがなんと、、潤くんも櫻井さんも知ってる人と食べたんだ。

 次に会った時に、教えるね。

 ありがとう。。”

 

 

オレは、既読になるかどうかも見ずにポケットにスマホをしまった。

 

 

4人で酒を飲みたいな。。。

きっと、、楽しい。

 

 

あぁ、、それにしても、腹が膨れたら、なんで、こんなに眠くなるんだろう。

 

 

瞼が自然に落ちてくるよ。

 

 

電車の中で寝ちゃ駄目だと思えば思うほど、瞼が重くなる。

 

あと、ひと駅なのに、、ヤバいって、、。

 

 

辛うじて、眠気を払い、次の駅で降りた。

 

 

今日は予定もないし、帰って洗濯でもしよう。

 

 

ぶらぶら晴れた空の下を歩いてると、ポケットの中でスマホが震えるのを感じた。

 

きっと、潤くんからの返信だ。

 

 

でも、

オレは、それを確認するのが、、なんとなくイヤで、、。

 

ううん、、怖くて、見ることが出来なかった。

 

 

さっきのLINEで潤くんは、オレの心配だけだったけど、、きっと、、、。

櫻井さんが帰ってきていて、何かを聞いたはず、、。

 

 

 

だから、、そのまま、スマホを見ることもしないで、アパートに帰るとテーブルに置きっぱなしにして、洗濯をして、掃除をして、まだ夕方だというのに、ビールを飲み始めた。

 

 

いいお天気だったからか、、、。

夕焼けがキレイだ。

 

ベランダでひとり缶ビールを傾ける。

 

 

潤くんは、オレのことを弱虫だって怒るかな、、。

 

潤くん、怒ると怖いからなぁ、、。

大野さんも言ってたくらいだから、彼も相当怒られてるんだろうなぁ。。

 

”ふふふっ、、、”


大野さん、潤くんよりもずっと年上なのに、怒られてる様を思い浮かべたら、笑える。

 

 

 

松岡さんも、いい人だった。

 

櫻井さんと潤くんのことも自然に受け止めているふうだった。

 

 

二人の周りに、素敵な人がいてくれてよかった。

 

 

メシも旨かったし、あの店に通うことになるのは、明白だな、、。

 

 

 

 

 

あぁ、、そこで、、、みんなで、、バカを言いながら、飲んでみたい。

 

 

櫻井さんもいて、潤くんもいて、、大野さんもいて、、。

 

 

 

 

そして、、、

 

 

相葉さん、、、あなたがいてくれたら、、。

 

 

 

どんなに、、、楽しいだろう、、。