もう後ろを振り向くのはやめようか
私は考える事をやめた。
考えるのは今日の事のみ。いつか見た明日の結末も、迫り来る昨日の過ちも。
大した事じゃない。世界は広い。私の見ているこの日常など、何も特別な事は起きてはいない。
私はとにかく、焦らない様に心がけ、ただ、前だけを見ました。
そして、全てを受け入れる事にしました。良いも悪いも。
面倒だった仕事も、嫌いだった人間関係も。出て行った彼女の事も。借金の事も。
そうする事によって、私は現実を少しずつ見出していきました。
常に笑う様にしました。人間の脳はとても簡単に騙されるそうで、暗い気分でも、笑ってさえいれば、
気持ちが前向きになるそうです。
私の連れからは少し心配されました。
無理をしているのでは無いか?
当時、私はとても惨めに思っていたのでしょう。
高笑いしても目はやはり笑いません。
音楽を聞く様にしました。当時、連れの一人が気持ちが晴れる様にと、グリーンデイのアルバムを
持ってきてくれました。その中で、マイノリティと言う曲が大変気に入ったのを覚えています。
「少数派」
なぜか私はその単語に共感しました。