オーストラリアの大学における教育専任教員ポスト設置にみる組合の役割|講師:佐藤万知 | ねぇ、マロン!

ねぇ、マロン!

おーい、天国にいる愛犬マロン!聞いてよ。
今日、こんなことがあったよ。
今も、うつ病と闘っているから見守ってね。
私がどんな人生を送ったか、伊知郎、紀理子、優理子が、いつか見てくれる良いな。

曽田歩美様に頼んでマロンの絵を描いていただきました。

オーストラリアの大学における教育専任教員ポスト設置にみる組合の役割|講師:佐藤万知|2024.03 28 実施

 

 

 

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【講義概要】
 オーストラリアでは2018年ごろから教育専任教員という教育活動のみに従事する大学教員のポストが導入され,現在では各大学において教育専任教員として教授に昇進できるキャリアパスが整えられつつあります。この背景には,時間給や任期付で雇用されるティーチングスタッフの労働問題を提起してきたNTEU(オーストラリアの全国高等教育職員組合)の働きかけがあります。しかし,教育専任という伝統的な大学教員のポストのあり方とは異なる形態を導入することは必ずしもベストな解決案ではありませんでした。本報告では,労働問題を解決することと,非伝統的な大学教員ポストの設置を求めていくことの間でのディレンマや大学との駆け引きを中心に,オーストラリアの大学における組合の機能を見ていきます。

【講師略歴】
講師略歴:
佐藤万知(さとう・まち)オックスフォード大学教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。いくつかの職歴を経て2020年に京都大学高等教育研究開発推進センターに准教授として着任。センター廃止に伴い,2022年より現職,教育学研究科准教授。制度や組織の仕組みと個人の営みの関係に関心をもって研究・実践に取り組む。専門分野は高等教育論。
※略歴は講義時点のものです。