クリムト作の肖像画が約100年ぶりに発見 4月に競売へ | ねぇ、マロン!

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BBC NEWS JAPAN より

クリムト作の肖像画が約100年ぶりに発見 4月に競売へ

Portrait of Fraulein Lieser

画像提供,AFP

画像説明,

オークション・ハウスによると、「リーゼル嬢の肖像」の資産価値は5400万ドルを超えるという

オーストリア出身の画家グスタフ・クリムト作で、100年近く行方が分からなくなっていた肖像画が発見された。ウィーンのオークションハウス「イム・キンスキー」が25日に発表した。4月24日に競売にかけられる。

「イム・キンスキー」によると、クリムト作の肖像画「リーゼル嬢の肖像」はその晩年に描かれたもので、かつてはオーストリア在住のユダヤ人家族が所有していた。1925年の展覧会出品を最後に行方が分からなくなっていた。「世間に知られないまま、オーストリア市民が何十年にもわたり個人所蔵していた」という。

「イム・キンスキー」は、「リーゼル嬢の肖像画」の資産価値は5400万ドル(約80億円)を超えるとしている。

「これほど希少で芸術的に重要かつ価値の高い絵画が、中央ヨーロッパの美術品市場に出品されるのは数十年ぶり」で、「衝撃的」な発見だと「イム・キンスキー」は説明した。

発表によると、肖像画は1917年4月から5月にかけて描かれた。1918年2月6日にクリムトが脳卒中で亡くなった際には、細かい部分が未完成の状態でこの絵はスタジオに残され、やがて発注したウィーンの資産家リーゼル家に寄贈された。

1925年にウィーンで開かれたクリムト展に出品されて以降、この肖像画が公表されることはなかったものの、1960年代に現在の所有者の先祖にわたり、その後3代にわたり相続されたという。

当初の発注者で所有者のリーゼル家は、ウィーンでも有数のユダヤ系資産家一族だった。オーストリア報道によると、今回の絵画が第2次世界大戦前や戦中のユダヤ人迫害に伴い盗難・略奪されたことを示す証拠は今のところないと、美術専門の弁護士は話している。ナチスによって没収された美術品は、1998年のワシントン原則にもとづき、奪われた家族の子孫に戻されることになっている。

4月24日のオークションは、現在の所有者と、リーゼル家の法定相続人を代理して行われる。競売実施前には、イギリス、スイス、ドイツ、香港など複数の場所で展示すると、イム・キンスキーは明らかにした。

オークションにかけられたクリムトのほかの作品は過去に、巨額で落札されたことがある。死後にアトリエで発見された作品「扇を持つ婦人」は昨年6月、ロンドンのサザビーズで競売され、8530万ポンド(約160億円、手数料含む)で落札された。欧州のオークションで売却された美術品として、最高額だった。

(英語記事 Gustav Klimt portrait found after almost 100 years

 

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