桂文治(九代目) - 古手買い
★あらすじ
【古手買い】
源さんの元に留さんが訪ねてくる。今から古着を買いに行くが、買い物上手の源さん誘えと妻に言われたらしい。道すがら、源さんは買い物の秘伝を伝授するが、古着屋にて留さんは案の定交渉がうまく行かない。古着屋の番頭
は冷やかしだと思い、留さんを罵倒する。
★演者について
【桂文治(九代目)】
1892-1978。東京日本橋小伝馬町の生まれ。本名は高安 留吉。
中学を中退してから実家の魚屋で奉公する傍ら、アマチュアで落語を演じるようになった後、四代目橘家圓蔵に入門し落語家となる。
その芸風はひょうひょうとした軽い語り口と奇想天外なくすぐりが持ち味で、戦後はラジオを通じて広くその名を知られるようになる。大変な吝嗇家で、数々の逸話が残っている。
1976年脳溢血で倒れ、1978年3月8日 逝去。享年85。