NGC4565 | ねぇ、マロン!

ねぇ、マロン!

おーい、天国にいる愛犬マロン!聞いてよ。
今日、こんなことがあったよ。
今も、うつ病と闘っているから見守ってね。
私がどんな人生を送ったか、伊知郎、紀理子、優理子が、いつか見てくれる良いな。

曽田歩美様に頼んでマロンの絵を描いていただきました。

NGC4565 

光度10等,視直径15′×l′。細長くのびた姿は小望遠鏡でも見える。距離4500光年。(α12h36m.4 δ+25°59′)

 

 

 かみのけ座の中ほどにある,かみのけ座Ⅰ銀河群に属する渦状銀河で,小さく輝く中心部と,星間ガスやチリの雲が薄い円盤状に集中してできた黒い帯が目をひく。われわれの銀河系も,真横からながめれば,たぶん,このNGC4565のように見えるだろうといわれている。この横向きの銀河を例に,銀河系の構造について見てみると,端から端までの長さは,約10万光年,中央のふくらんだ部分の厚みが1.5万光年。端にいくほど円盤の厚さは薄くなり,中心から3万光年も離れたオリオンアームとよばれる渦巻の腕にいる太陽付近では,厚さがわずか5000光年しかない。夜空を一周する天の川は,凸レンズ状に2000億個もの星がひしめきあう星の大集団”銀河系“の姿を,われわれが内側からながめているもので,夏のいて座方向で銀河が濃く太く見えること,反対方向の冬の天の川が淡いこと,そして,天の川の中に黒い星間塵が入り乱れていることの理由なども,このNGC4565の姿からよく理解できる。